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ドイツ紙から見たグーグルの外交政策

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年1月20日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『代表質問 カネの問題に正面から答えよ』
『日航更生法申請 「親方日の丸」が破綻を招いた』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『国会論戦 暗い民主主義はいらない』
『JAL法的整理 国民負担増やさぬ再生を』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『民主調査チーム 疑惑解明を妨害する気か』
『日航更生法申請 迅速で厳正な再建不可欠』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『安保改定50年 『深化』の中に『進化』を』
『JAL法的整理 『日本の翼』を立て直せ』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『慢心し経営改革怠った日本航空の挫折』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『日航再建 親方日の丸から脱却を』
『国会代表質問 首相が打開に動かねば』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『イスラエル戦犯と英国司法制度見直し』(al-Quds al-Arabi紙)
『ガザ国境にエジプトが建設中の「鉄の壁」に反対した誇り高きイマームたち』(Al-Ahram紙)
『自爆テロが続く現状について』(al-Hayat紙)
『ガザ国境で発射された疑惑の銃弾』(al-Quds al-Arabi紙)
『犯罪多発に市民の感覚が麻痺』(Jam-e Jam紙)
『2010年に期待するのは、こんな理由・・・』(Radikal紙)
『緊張は深層部へ』(Radikal紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『いったい誰のボーナスか』
ワシントン・ポスト(米) 『歓迎すべきアフガン議会の動き』
デーリー・テレグラフ(英) 『ハイチの復興』
ルモンド(仏) 『「チンターネット」と闘う』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『中国の自意識には自意識で対抗せよ』
モスクワ・タイムズ(ロシア) 『灰色高官を地方首長に任命』
新京報(中国) 『グーグルが撤退したいなら撤退させよ』
朝鮮日報 『拉致被害者を「行方不明者」扱いした韓国』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『メルケル独首相の指導力に陰り』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

14日付「南ドイツ新聞」
『グーグルの外交政策』の社説。


先日、日本国内紙から、中国におけるグーグルの検閲について見てみた。
今回は、ドイツ紙からの視点だ。


『グーグルは一個の国家であるかのように振る舞っている』

『中国の為政者によるグーグルの検索機能に対する攻撃はもはや許容できないとし、出先の機関の閉鎖をほのめかせたこのインターネット・コンツェルンの姿勢は、外交関係の断絶に入る際に国家がとる姿勢を思い起こさせる』

この出だしからすると、グーグルを非難するような内容が想像されるが、
『抑圧的な政府や独裁者から身を守るのは国際的なコンツェルンの正当な権利に他ならない』
と結び、グーグルの行動を肯定している。


『インターネットは単なるコミュニケーションの手段ではなく、今や確固たる社会のインフラストラクチャー(基礎構造)である。だから、一つ間違えれば世界の経済全体を危険に巻き込む可能性を秘めている』

以前から書いているように、個人的にもこのあたりに怖さを感じる。


それは、
『グーグルは一個の国家であるかのように振る舞っている』
との冒頭にあるように、一企業がこれだけの影響力を持つことについても同じだ。

昔のSFなどに、人間に従うべきコンピュータやロボットなどが自分自身の意思を持ち、人間に反抗するという筋書きのものが多くあったかと思う。

近年ではそれに代わり、映画「ターミネーター2」などに見られるような、「スカイネット」というような"敵役"も登場するようになった。

更には、「ハッカーによるサイバーテロ」なども、映画などの題材としてよく取り上げられる。

インターネット、及びそれに関わる企業などが国家並みの力を持つことに、問題はないのだろうか。

今後も、「人間の良心」で制御し続けてゆけるのだろうか、不安に思う。


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今日の雑感

本日の「注目社説」に、
「正鵠を射ていた」
「当を得ていた」
という表現があります。

こうした意味合いの言葉でよく使われるものに「的を射る」というのがありますが、個人的に、この「的を射る」という表現が、あまり好きではありません。

「意思を持って的のド真ん中に矢を突き当てた」という感じが伝わらないような気がするからです。

偶然によるものでも、また的の端っこにでも、的に矢が突き刺されば「的を射た」ことになる...。
そんな感覚がしてしまうのです。

また、「射る」という言葉だと、「的を射ていた」「的を射た」などとした場合、何だか語呂というか語調というか、口にした時の違和感がないでしょうか。

その点については、「得る」というほうがいいような気がします。

ちなみに、「正鵠を射ていた」とありますが、「正鵠」ならば「得た」でもいいのではないでしょうか。

「正鵠を得る」「当を得る」としたほうが、「意思に基いて真実を掴んだ、核心を得た」という感じが伝わってきますし、語呂もいい...。

ちょっと、こだわりすぎでしょうか。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年1月20日












締切:2010年01月21日22時00分
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