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韓国はAIIBに参加するのか

2015年3月24日(火)14時現在の各紙サイトより

国内主要紙一面トップ記事、及び社説・主張

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【朝日新聞】
「朝刊一面トップ」
『辺野古作業、停止を指示 知事「1週間内」 沖縄防衛局に』
「社説」
『辺野古移設 沖縄の問いに答えよ』
『リー氏死去 巨人が残した宿題』

【産経新聞】
「朝刊一面トップ」
『海上作業停止を指示 辺野古 政府、抗告訴訟へ 沖縄知事 来週許可取り消し』
「主張」
『辺野古移設 知事は停止指示の撤回を』
『道徳教科化 「愛国心」を堂々と育もう』

【東京新聞】
「朝刊一面トップ」
『辺野古作業の停止指示 許可取り消し視野 沖縄知事「7日以内に」』
「社説」
『辺野古基地調査 県に従い作業停止を』
『日中韓関係 首脳会談で流れ変えよ』

【日経新聞】
「朝刊一面トップ」
『原発の電気 新電力へ 経産省方針 小売り競争促す』
「社説」
『知恵を絞れば再生エネはもっと伸ばせる』
『リー氏は何を世界に残したか』

【毎日新聞】
「朝刊一面トップ」
『沖縄 辺野古 作業停止を指示 破砕許可 来週にも取り消し』
「社説」
『沖縄の対抗措置 政府は追い詰めるな』
『アジア投資銀行 積極関与を考える時だ』

【読売新聞】
「朝刊一面トップ」
『沖縄知事 辺野古 作業停止を指示 許可取り消しなら 政府、訴訟検討』
「社説」
『玄海MOX訴訟 安全性を認めた意義深い判決』
『免震ゴム不正 建物の信頼回復へ対応を急げ』


きょうの注目記事

前々回、『「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」について複数回に分けて見て
みます』と書きました。

今回は「朝鮮日報」の社説を見てみます。


【19日付『AIIB、積極的参加で韓国の役割を模索せよ』


『中国が主導して設立する国際金融機関「アジア・インフラ投資銀行(AIIB)」
に、英国に続きドイツ、フランス、イタリアが参加を決めた。強硬に反対して
いた米国は「参加するかどうかは主権国が決めること」と態度をやや軟化させた。』

『中国は年末のAIIB設立前にさらに多くの参加国を募るため、外交攻勢を強めて
いる。韓国に対しても、創設メンバーとして参加するかどうかを今月中に決定
するよう催促している。』

『中国は2013年、陸上と海上に「新シルクロード」を築くという「一帯一路」
構想を国のアジェンダに掲げた。中国からアジア・中東を経て欧州・アフリカ
につながる陸上と海上のルートで道路や鉄道、港湾などのインフラを整備し、
経済成長の足掛かりにするとともに自国の経済的な影響力も強めるという構想だ。』

『欧米や日本が主導する世界銀行やアジア開発銀行(ADB)では中国の発言権が
限られるため、新たな国際金融機関を設立してこの事業に資金を支援しようと
している。』

『欧州諸国はこうした中国の本心を十分知りながらも、実利を重視してAIIB
への参加を決めた。』

『英国は5月に下院総選挙を控え、財界からの中国との貿易拡大要求を無視
できなくなったという。先月に米国へAIIBへの参加の意向を伝え、米国の反対
を押し切って中国版国際金融機関への参加を表明した。』

『英国、ドイツ、フランス、イタリアがAIIBの創設メンバーとなったことは、
既存の国際金融秩序に変化をもたらしかねない重大な転換点だ。先進国が
加わったことで、AIIBが発行する債券は国際市場で「最優良」の格付けを受け
られるようになった。中国・人民元の威力は次第に強まるに違いない。』

『何よりも、参加を決めた欧州4カ国は米国、日本、カナダと共に先進7カ国
(G7)としてこれまで国際金融秩序を支えてきた国々だ。4カ国は今後、G7と
AIIBの間で両方の利害関係を考慮しなければならない。』

『また、国際通貨基金(IMF)の仮想通貨であるSDR(特別引き出し権)を構成
する4通貨のうち、ユーロとポンドがAIIBに参加する状況となった。将来的に、
G7体制に中国を加えたり、SDRの構成通貨に人民元が採用されたりする可能性
もある。』

『国際金融秩序の再編は、20-30年かけて徐々に進められるものだ。韓国は
AIIBの支配構造を議論する初期段階から積極的に参加し、自国の立場を正確に
伝える必要がある。』

『AIIBに北朝鮮を参加させられれば、核の放棄を前提にAIIBを通じて北朝鮮
のインフラ開発を進める道も開けるかもしれない。』

『AIIBへの参加の是非は、韓中関係や韓米関係だけを考慮して判断すべきでは
ない。国際金融秩序の再編という大きな波の中で、韓国の役割を模索すべきだ。』


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少なくとも今現在、韓国3大紙で社説としてこの件について掲載しているのは
朝鮮日報だけのようです。

そしてその主張は、「参加すべし」とのこと。

韓国も日本同様(?)、アメリカとの板ばさみに悩んでいるようです。
韓国の判断は、少なからず日本にも影響を及ぼすかもしれません。


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今回のテーマは、【韓国はAIIBに参加すべきか】です。


編集後記

「一生行くことはなさそうな都道府県ランキング」というのがあるようです。

3位 沖縄県
2位 青森県

それにしても、沖縄県は以外でした。
観光地として人気がありそうだと思ったのですが。

沖縄県と答えた人の理由で多いのは、
「暑そうだし海が嫌い」
「飛行機に乗るのが怖い」
だそうです。

「飛行機嫌い」票、「海が嫌い」票、「暑いのが苦手」票、が集まったということのようです。
あるいは、昨今の基地騒動も影響しているのでしょうか?


ちなみに、2位の青森県は、
「遠いわりに寒くて何もなさそう」
「どうせ北に行くなら北海道まで」
ということのようです。

祭りなどのイベントや景勝地など、いろいろあると思うのですが。


そして1位は...
佐賀県でした。

理由としては、
「はなわさんの歌以外に思いつくものがない」
「アクセスが悪い」
「九州に行くなら他の県に行く」
とのこと。

青森の理由と似ていますね。
「遠くて、その近くにもっと魅力的な観光地がある」というパターンだと、苦戦するようです。

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