新聞の社説から世の中を見る【世界の新聞「101紙」の視点】

世界の新聞の社説・TOP記事をあなたに

野球の五輪落選について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年8月16日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『週のはじめに考える 人間には自治の本能』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『09衆院選 政策を問う 成長と改革抜きに語れぬ財政健全化』
『難民申請者を温かく迎えよ』

(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『新型インフル死者 重症化防止の戦略を』
『国立追悼施設 今度は議論途切らすな』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『「新型」で初死者 インフル第2波への備え急げ』
『野球の五輪落選 魅力をどう世界に広めるか』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『捜査の可視化 全面実施へ議論を急げ』
『夏の体育 雷の恐ろしさを侮るな』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『8月15日の靖国 代替施設では慰霊できぬ』
『野党共通公約 「外交安保」外しは無責任』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

16日付「読売新聞」
『野球の五輪落選 魅力をどう世界に広めるか』の社説。


個人的には、空手が選から漏れたことも残念に思うのだが、読売紙は野球への思い入れが強いようだ。


野球落選の原因は、社説で指摘しているとおり、
『野球は、盛んな地域が限られている』
『米大リーグのトップクラスの選手が、五輪に出場するかどうか、はっきりしないままだった』
というところだろう。


野球は、ルールが難しいと思う。

例えばサッカーだったら、ボール1個与え、「みんなであいてのゴールに手をつかわないでボールをいれましょう」くらいの説明で、最低限のゲームはできるものと思う。

ところが、野球はそうはいかない。

単純に「投げて打つ」だけだと、個人対個人にとどまってしまう。

集団でゲームをするためには、ちょっと説明して...くらいでは難しいのではなかろうか。

また、野球に無関心な人からは、「野球は展開が冗漫」だとの批判も聞く。


『今後、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の重要性が増すのは間違いない』
との一節があるが、そうだろうか。

一部地域の熱狂度が高まるだけのような気もするのだが。


『ゴルフが五輪競技に加われば、石川遼選手や宮里藍選手が金メダルを目指し、奮闘する姿が見られるかもしれない』
との一節があるが、読売紙の本音は結局のところ、競技云々というよりも、自紙が売れるかどうかというところにあるのだろう。


今日の雑感

たとえば、ゴルフには世界的な大会がいくつもあります。

ですので、たとえ五輪競技でなくとも注目度が高く、トップ選手が得る富と名声なども大きなものとなります。

その点、たとえばソフトボールには、そうした場がありません。

「世界的な人気がない」「マイナーだ」といってしまえばそれまでなのでしょうが、そもそもオリンピックは、そうした基準で競技を決めるべきところなのでしょうか。

ある程度の世界規模で競技人口があり、他に目指せる「頂点」がないような競技のアスリートたちが目指すことのできる場を設ける。

個人的には、そうした役割も必要なのではないかと思います。


インターネットが普及した昨今、一部のエラい方々だけで五輪実施競技を決めるのではなく、一般の人たちの意見を聞いて参考にしてみてもいいような気がします。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年8月16日












締切:2009年08月17日22時00分
Powered By クリックアンケート
「あなたが最も共感した社説は?」アンケートを、メルマガ誌上にて実施しています

メルマガ登録解除
バックナンバーpowered by まぐまぐ!
まぐまぐ殿堂入り
メルマガ購読
世界の新聞「101紙」の視点

読者登録規約
バックナンバー
powered by まぐまぐ!
サイト内検索
カレンダー
最近のブログ記事
カテゴリー
月毎アーカイブ
ホームページ作成 大阪

このページのトップへ