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自己責任について考える

2015年1月25日(日)15時現在の各紙サイトより

イスラム国に拘束された日本人の方が、イスラム国方面に移動する直前に撮影
したビデオメッセージで、「何か起こっても責任は私自身にあります」と言って
いたのをテレビ報道で観ました。

その方が、直近の動画投稿サイトで以下のとおり言っていると伝えられています。
「安倍がハルナを殺害した。(中略)どうか、私にも同じことが起きないよう
にしてほしい。(中略)私は強調したい。いかに私の命を助けることが簡単な
ことか。(中略)どうか安倍に私を殺させないでほしい」

私は、よく言われる「自己責任論」は、あまり好きではありません。
拘束された方を救出するため、最善を尽くしてほしいと思っています。

また、本人の弁とされる動画投稿サイトのメッセージが、本当に本人が本心を
語っているものなのか確定できていないという大前提もあります。

それでも、本人の弁とされる両方のメッセージを見て、「自己責任」という
言葉を想起してしまう人が出てきてしまうのも、その良し悪しはともかくと
してわかるような気もします。

メッセージの真偽やことの良し悪しはともかくとして、同じ人でも安全な状況
で思うことと、確実に命がなくなるという状況で思うこととは、違ってしまう
ものだと思います。

これは、尊厳死や死刑制度などにも通底する考え方ではないでしょうか。

私自身も、置かれる状況で考え方が変わってしまうかもしれないということを
再認識しておきたいと思います。

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