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スパイ防止法について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年5月6日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『産業スパイ厳罰化 次は国家機密守る立法を』
『北朝鮮 軍拡路線にアメは禁物だ』
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【東京新聞】
『景気動向 不透明感がぬぐえない』
『不祥事市長 議会解散で居座るな』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『最高裁判決に読みとる裁判員裁判の姿』
『利用者重視の商取改革を』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『早期警戒衛星 拙速の導入論は避けよ』
『地方選挙結果 チェンジ志向は続く』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『臓器移植法改正 国内で完結すべき命のリレー』
『不況と自殺 「98年ショック」の再来を防げ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『原発と温暖化 安全に、うまく使いたい』
『エコカー 低価格で普及に弾みを』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

6日付「産経新聞」
『産業スパイ厳罰化 次は国家機密守る立法を』の社説。


いわゆる「スパイ防止法」制定については、個人的には賛成だ。

国家防衛については、兵器などの軍備を拡張するよりも、むしろそういう事態にならないよう未然に防ぐことのほうが、より重要だと考える。

そういう意味でも、諜報活動などに、今よりも力を入れるべきだと個人的には思う。

しかし、当然そこには懸念もある。

どういうものが機密情報で、それをどのようにしたらいけないのか、など、権力を持つ側の恣意的な解釈になってしまう怖さがある。

また、「知る権利」「情報公開」といったこととの線引きも曖昧だし、それが「言論規制」にも及ぶ可能性がある。

ある意味、新聞社にとっても反対したい法案のようにも思えるが、産経紙はスパイ防止法制定を推奨している。


ところで、アメリカはこの法案制定を望んでいるのだろうか。

日本の企業から有益な情報を「盗み」にくくなってしまうことになるわけだ。

日本のことよりアメリカのことを優先する(?)産経紙が、こういうことを書いていいのだろうか。


今日の雑感

昔、「億万長者ゲーム」というボードゲームがありまして、よく遊びました。
(今もあるのかな?)

有名な「人生ゲーム」よりも、個人的にはこちらのほうが好きでした。

「イスに座った人物」をかたどったコマが、双六のように盤面を回ってゆくのですが、「産業スパイ」のマスに止まると、そこから1周は産業スパイとして活動することになってしまいます。

産業スパイのコマの色は、白みがかった透明色。
「産業スパイ」の文字を見ると、いまだにこのコマが連想されます。

あと、「約束手形」という言葉にも、「赤字の白札」が思い浮かんできます。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年5月6日




























締切:2009年05月07日22時00分

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