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核武装を論じてはいけないのだろうか

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年8月10日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『09年衆院選 経済をどう立て直すか』
『イラン大統領 核開発の疑惑晴らせ』
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【日経新聞】
『09衆院選 政策を問う 自民・民主は理念ある道路行政改革示せ』
『あと2年 地デジ対策急げ』
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【毎日新聞】
『ODAの今後 予算の増額が必要だ』
『'09衆院選 成長と環境 バランスある対応を』
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【読売新聞】
『「アニメの殿堂」 文化政策のあり方を問え』
『芸能界薬物汚染 今度は人気女優が逮捕された』
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【朝日新聞】
『広島 長崎 沖縄 平和のジレンマ解く道を』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『新型ワクチン 接種の優先順位を明確に』
『教育公約 政治的中立は守れるのか』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

10日付「朝日新聞」
『広島 長崎 沖縄 平和のジレンマ解く道を』の社説。


まずは、原爆の被害に遭われた方々に、衷心から哀悼の意を表したい。


『核兵器がいかに非人間的な兵器であるか、その実相を発信し続けることは、被爆地にしかできない』
との、一節。

核兵器に対する考え方は、各人様々あろう。

しかし、核武装の是非はともかくとして、少なくとも日本には、核廃絶を訴える義務はあると思う。

それは、実際に被爆し、多大な被害を受けてしまった国の責務といってもいいかもしれない。


『軍備が住民を守らないことを沖縄は知っている』の、一文。

確かに、軍備増強論者の意見を聞くと、「軍備を増強して一体何を守るんだ?」と感じることがある。

例えば、産経紙が何度か主張した、「クラスター爆弾容認論」など。

【「101紙」の論壇】「フリートーク・スペース」の「9」にも書いているが、自国民より「どこぞの国」のほうを守りたいんじゃないかなどと思ってしまう。


『ヒロシマ、ナガサキという国際公共財、そしてオキナワの体験。これらの「財産」を、核をめぐる政策論議に生かす道を考えたい』

『だからといって、「核の傘」の強化に力を注いだり、ましてや核武装論を叫んだりするようなことは、「核には核を」という負の連鎖を自ら作り上げることにほかならない』

上記の一節。

『核をめぐる政策論議』で、『核武装論を叫』ぶことはいけないのだろうか。

以前から書いていることだが、何も考えることなく軽々しく「核ハンタ~イ」と口にする人のほうが、考えに考え抜き、調べに調べ抜き、「核武装を考えても...」という結論に至った人よりも良しとされるのは、いかがなものかと思う。

核廃絶論者からしても、核武装論を堂々と俎上に載せ、それをしっかりと否定してみせたほうが、自説の主張にプラスになるのではなかろうか。

端(はな)から核武装論を封じ込めてしまうよりもいいように思うのだが。


今日の雑感

今現在、故・古橋広之進さんへの国民栄誉賞授与の話を聞きません。
そういう話は出ていないのでしょうか。

衆議院が解散してしまったからなのでしょうか。
或いは、センセイ方が選挙対策に忙しいからなのでしょうか。


戦後間もない頃。
敗戦国・日本、及び日本人は、アメリカをはじめ他国から軽視されていたことと思います。

全米水泳選手権に出場するべくアメリカを訪れた、占領国・日本の選手団も、当初は蔑みの目で見られていたようです。

そんなアメリカ人たちを、古橋・橋爪両氏をはじめとする選手の方々が、自らの泳ぎで黙らせたのです。

「Jap」の呼称は「Flying Fish of Fujiyama」に改められました。

世界が日本を見る目を、大きく変えさせたのです。

日本の国際舞台への復帰や地位向上など、日本国に対する貢献度には計り知れないものがあると思います。


国民栄誉賞についてどう考えるかはともかくとして。

こうした賞が存在する以上、これ以上この賞を受賞するにふさわしい方は他にいるでしょうか。

古橋さんと橋爪さんに、ぜひとも国民栄誉賞を。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年8月10日












締切:2009年08月11日22時00分
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