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新安保防衛懇報告について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年8月29日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『熱中症シェルター 猛暑に災害対策の視点を』
『日韓併合100年 「ご用聞き」外交の罪深さ』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『週のはじめに考える 歴史とリーダーシップ』
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【日経新聞】
『追加緩和を視野に収めた日米金融当局』
『口蹄疫対策に終わりはない』
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【毎日新聞】
『都市対抗野球 地域活性化の起爆剤に』
『論調観測 民主党代表選「小沢氏出馬」評価に違い』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『日韓併合100年 協調と競争の未来へ向けて』
『原子力政策大綱 規制と推進の分離を論じよ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『年金不正受給 届け出だけに頼れない』
『司法修習生 国民が納得できる支援を』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『ラマダーン月と物価上昇』(Al-Ahram紙)
『軍のヘゲモニーの伝統いかに』(Radikal紙)
『この国の、「人種差別主義」の現状・・・』(Radikal紙)
『クルド人と共存せねばならないのか?』(Hurriyet紙)
『このクルチダルオールでは何も解決できない』(Radikal紙)
『終わりなき犯罪』(Jam-e Jam紙)
『男女間の『秘め事』がもたらす被害について』(Jam-e Jam紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『カルザイ氏の約束はどこに』
ワシントン・ポスト(米) 『リンカーン上院議員の法外な要求』
ガーディアン(英) 『まだ終わらないティーパーティー』
ルモンド(仏) 『仏大統領に教会も離反』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『2分しかけているドイツ連邦軍』
南ドイツ新聞(独) 『バルト海のアウトサイダー』
人民日報(中国) 『国は民族文化の保護の法律を』
朝鮮日報 『金総書記の突然の再訪中』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『米中間選挙に向けた共和党の予備選』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

新安保防衛懇報告について書かれた社説を見てみる。


社説表題からして、各紙多様。
一見、同じ事柄について書かれているのかわからないものがあるくらいだ。

そして、その内容もまた、各紙多様だ。
いつもながら、各紙の価値観がよく表れている。


『安全保障問題は民主党政権の苦手分野といっていい。野党時代から、このテーマにきちんと向き合ってこなかった。』

『政治主導を掲げながら、大綱見直し作業を外部の有識者に丸投げしていたことも、その証左だろう。懇談会は、人選の理由や議論の中身についてさえほとんど明らかにしなかった』

『作業の進め方そのものから見直すべきである』

以上、朝日紙の一節だ。

それについて、読売紙では以下の通り書かれている。

『民主党政権が人選した有識者懇談会が、昨年の自民党政権下の懇談会と同様の提言をした意味は大きい。有識者の間では、こうした認識が共有されていることの証左であり、政府は、それぞれの課題に正面から取り組むべきだ』

『安全保障問題は民主党政権の苦手分野』という部分については朝日紙に同調するが、人選云々という箇所については、個人的に読売紙の主張に共感する。


『防衛体制を支える産業基盤を強めるため、武器輸出三原則を緩和すべきだとの提言も盛り込んだ』(日経紙)
とある。

個人的に、武器輸出の緩和は賛成しかねる。

日本から輸出された部品や技術による武器が一般市民に向けられたり、年端も行かぬ少年兵の手に渡ったりなどということを想像すると、いたたまれない気持ちになる。

どうしてもということであるなら、
『武器輸出三原則の基本的な考え方は維持し、殺傷兵器、攻撃型兵器の輸出や共同開発に歯止めを設ける措置』(日経紙)
が必要だろう。


自国を護る、防衛するということは、決しておろそかにすることはできないものと考える。

しかしもちろん、青天井に予算が組めるものではないし、他国を侵略するための装備も必要ないものと思う。

そういう意味では、

『自衛隊の部隊の配備は本来、想定される脅威の種類や地域に応じ、柔軟に決めるべきものだ。防衛予算が減り続けるなか、部隊配置も優先度に応じた「選択と集中」が必要だ』(日経紙)

『自衛隊は今、時代の急速な変化により、多様な事態に素早く対応することが求められている。部隊と装備のあり方を「量」から「質」へと、大胆に見直すことが肝要だ』

『冷戦終結を経た現在、本格的な武力侵攻は当面想定されなくなっている。「独立国としての必要最小限の基盤的防衛力」を保有するとの名目で、「重要度が低い部隊、装備が温存されてはならない」とする報告書の指摘は妥当だ』

『ミサイルやテロなど新たな脅威への対応や、国際平和協力活動、災害救援といった様々な任務を自衛隊が果たすには、より重要な分野に人的・物的資源を思い切って再配分することが欠かせない』
(以上、読売紙)

といった一節に共感する。

ただし、毎日紙の、

『「脅威」を無視した防衛力構想はありえない。が、相手国の軍事力に見合って防衛力を整備する脅威対抗一辺倒の発想では、互いの軍拡によって緊張を生む「安全保障のジレンマ」に陥る危険がある』

との視点も重要だろう。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

「住民登録上、国内最高歳」といった報道に驚いておりましたが、ついに「坂本龍馬より年上」とか「ショパンと同い年」とかいった人まで出てきました。

不謹慎ですが、面白いです。

もっと年上の人が現れるのを期待しております??


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年8月29日












締切:2010年08月31日22時00分
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