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学費援助と奨学金滞納について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年3月17日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『宇宙長期滞在 将来の月進出の礎に』
『原油減産見送り 自然エネの導入加速を』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『北朝鮮の「衛星」発射を断じて許すな』
『有人の意義示す宇宙活動を』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『若田さん出発 国産の有人技術考える旅に』
『日テレ社長辞任 裏付け取材怠った責任は重い』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『追加景気対策 知恵を集め複合不況の克服を』
『宇宙長期滞在 日本の飛躍に重要な一歩』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『日テレ社長辞任 詳しい説明の責任がある』
『若田さん出発 宇宙滞在をどう生かす』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『米調査船妨害 中国は危険行為をやめよ』
『若田さん宇宙へ 長期滞在での挑戦結実を』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

15日付「赤旗」『学費援助提案/高校生泣かさぬ国民の運動を』
昨日付「産経新聞」『奨学金滞納 借りたものを返すは常識』
の社説。


この両社説。
根底には、経済的に苦しい世帯が増えているという共通した問題があるのだろう。

しかし、今回はその点についてではなく、そうした世帯に対する金銭的な学費援助という部分について考えてみたい。


私は、都立高校出身なのだが、在籍中は東京都から学費を借り、社会人になってから月々それを返済した。

学費を貸してくれる制度があり、とても感謝している。

個人的には、産経社説の考え方に共感する。

赤旗の主張する、学費援助の拡充・改善も、「貸した金をきちんと返済する」という大前提があってこそ、成り立つものだろう。

卒業生が滞納することで、自分と同じような境遇の後輩に悪影響が及んでしまうかもしれないことを、滞納者はどう考えているのだろうか。

やむを得ない事情で返済できない人については、産経紙にある『病気や経済的理由があれば申請して返還が猶予される制度』を拡充したり、『学生が払えないなら大学が保証する制度』の検討なども必要かもしれない。

また、これも産経紙の一節、『年収1000万円以上の家庭でも奨学金を受けられるのが現状だ』というのも、いかがなものだろう。

私立大学の医学部など、経済的な負担がかなり大きいところもあるので一概には言えないが、『本当に困っている学生を支援する奨学金制度にせねばならない』の一節には共感する。


【今日の雑感】

個人的には、「貧乏自慢は親不孝」と考えます。
公立高校に通うお金にさえ困っていたとは、正直、書きにくいことではありました。

生まれ育った環境に差があることは、仕方ないことと思います。

ただ、そのあたりについては、「平等」というわけにはいかないでしょうが、なるべく「公平」ではあってほしいものと考えます。

経済的な理由でチャンスさえ与えられない子どもたちには、多少ハンディは背負うことになったとしても、少なくとも「チャンスをつかむチャンス」だけは与えてほしいものと思います。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年3月17日




























締切:2009年03月18日22時00分

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