新聞の社説から世の中を見る【世界の新聞「101紙」の視点】

世界の新聞の社説・TOP記事をあなたに

ロシアの新聞から見る、北朝鮮のミサイル発射

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年4月19日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『週のはじめに考える 山守が残してくれた春』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『テロ封じへパキスタンへの関与続けよ』
『なお警戒が必要な米国経済』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『社会保障カード 不安解消が導入の前提』
『温暖化防止目標 産業構造変える覚悟で』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『海賊対処法案 安易な修正は避けるべきだ』
『郵便割引不正 悪用を見過ごした責任も重い』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『高齢者医療 税金の投入拡大も視野に』
『ある林業再生 小さな挑戦の大きな意味』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『少子化対策 「国家存亡の危機」共有を』
『パキスタン支援 貧困対策が日本の急務だ』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

15日付「モスクワ・タイムズ」(ロシア紙)
『北の挑発で日本の核武装に懸念』の社説。


先の国連安保理におけるロシアの姿勢は、ご承知のことと思う。

以前、日経社説に、
『中国、ロシアは安保理が強い措置をとるのに抵抗感があるとされる。両国とも自国の安全が北朝鮮のミサイルで脅かされる結果につながるとは考えないのだろうか』
と、あった。

また弊誌でも、2006年7月の北朝鮮ミサイル発射の際、
『ところでミサイル着弾点は、ロシア沖でもあるわけですよね。
ロシアは北朝鮮に抗議しないのでしょうか?
「危ねぇじゃねーか!!」という感じで...。
それとも事前にその旨、知らされていたのでしょうか?』
と、書いたことがある。

この点について、今回紹介した『15日付モスクワ・タイムズ』では、
『北朝鮮の核軍事計画に対する懸念は、平壌の政権が向こう見ずで、非合理的な行動を取る傾向があり、ロシア領にミサイルを間違って、発射しかねないためだけではない』
『もう1つの危険は、世界の残りの部分が北朝鮮の核の挑発にいかに対応するか、である』
と、している。

ならばなぜ、決議採択に賛成しなかったのだろう。

ロシアでも、政府と、マスコミ・世論などの間に、価値観の差があるのだろうか。


『北朝鮮が核計画を拡大したら、日本もその非核の立場を破棄する恐れがある。その場合、日本は科学、技術、製造に関して持つノウハウをすべて動員して、全面的な核保有国に早急に到達できるかもしれない』
との、一節。

以前弊誌で、「朝鮮日報」の社説として、
『韓国と日本が北朝鮮のミサイルによる脅威にさらされ、自国の安全保障のために核やミサイルの能力を持とうとすれば、中国とロシアはどうするつもりなのか』
との記事を紹介したが、周辺諸国は、日本の核武装化の可能性というものを、あり得るものとして捉えているのだろうか。


『米国が広島と長崎に原爆を落とし、20万人以上の民間人が死んだにもかかわらず、日本が米国の巨大な核の兵器庫を恐れていないのは興味深いことである』
の一節は、私も興味深い。


今日の雑感

究極の選択として。

自分がやってることだから、と、誰にでも自分がやっている高いレベルを強要することと、自分はやりたくなくて避けていることだけど、さほど高いレベルではないことを他者に強要するのと、どちらが嫌だと思いますか?


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年4月19日


























締切:2009年04月20日22時00分

Powered By クリックアンケート

「あなたが最も共感した社説は?」アンケートを、メルマガ誌上にて実施しています

メルマガ登録解除
バックナンバーpowered by まぐまぐ!
まぐまぐ殿堂入り
メルマガ購読
世界の新聞「101紙」の視点

読者登録規約
バックナンバー
powered by まぐまぐ!
サイト内検索
カレンダー
最近のブログ記事
カテゴリー
月毎アーカイブ
ホームページ作成 大阪

このページのトップへ