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アラビア語メディアが主張する、読書の必要性



【国内主要6紙の本日の社説】

2009年9月28日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『防衛相沖縄訪問 普天間移設へ現実直視を』
『拉致問題 圧力強め北に再調査促せ』
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【東京新聞】
『金融サミット 不均衡是正が試される』
『伊勢湾台風50年 『悪夢』の再現はないか』
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【日経新聞】
『民の力を生かす「歳入庁」の設計を急げ』
『離陸できるか次世代PHS』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『鳩山外交 「変化」の発信は成果だ』
『新型ワクチン 情報整理し混乱防げ』
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【読売新聞】
『暫定税率廃止 財政にも環境にもよくない』
『教員免許制度 実効性を検証するのが先決だ』
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【朝日新聞】
『先端研究支援 視野を広げて見直しを』
『水俣病検診 新政権は被害実態に迫れ』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

20日付「アル・アハラーム」(エジプト紙)
『アラブ・イスラーム社会における読書の必要性について』の社説。


「アル・アハラーム」紙は、エジプトで発行されているアラビア語メディアだ。


国内でも、産経社説などで時々、読書の必要性が言われることがある。

ただ、産経紙が「保守」的な思想からそう主張するのに対し、こちらは、

『新しい発明、機械、方法の出現は、変化のための武器である。本というのは新しい考え方や理論のための容器である。そのため政治家や軍人は、思想家や発明家の後ろを歩く。この世は本によって変わったのだ』

などと、むしろ「革新」的な理由から、読書を推奨しているようだ。

それは、
『読書する人達の中にさえ、本に書かれている思想の前で立ち止まり、そこから学んだり、議論したりしない人がいる』

『何百年も経った本を引用しながら(中略)繰り返している内容こそ、過激な思想や誤った理解(中略)の温床だと悟る力を持つこともないのだ』

『時も場所も移ろっており、昔の学者たちの発言は過去の時代の産物であって、その思想は時代の制約を免れないというのに。理性に基づかず、分別をもたらすことも、行動に結びつくこともない知識に利点はない』

といった一節からも読み取れる。


『知識がもはや本の中だけではないということは本当だ。知識を得る手段はインターネット上や、いくつかの新聞、メディアの中にもある。しかし本は知識や、真摯な文化のための基本的手段であり続けている』
との一節に、共感する。


伝統を守るために読むべきか。
世の中を変えるために読むべきか。

どちらということはないのだろう。

「古きを温ねて新しきを知る」ために、読書は有用な手段となり得るものと思う。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

メルマガ誌上にて、ほぼ1年に1度のペースで「弊紙の読者様は、こんな方々」というアンケートを実施しております。

これにより得られた情報は、今後のメルマガ運営に役立てたいと思います。

アンケートの締め切りは、10月5日22時です。

なお、この結果については、「メールマガジンの案内」タグからご覧いただくことができます。 


今日の一枚

先日、訳あって、東京大学に行ってきました。

今日の一枚は、安田講堂の前に立つ愚息です。

「オレ、大きくなったら東大に入る」とのこと。
期待してるぞ、わが息子よ!

このところ、愚息の写真が続いております。
親バカですね。
todai.JPG



【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年9月28日













締切:2009年09月29日22時00分
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