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タイ紙から見た、オバマ大統領のアジア歴訪

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年11月18日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『米の対中政策 中国に責任求める責任』
『事業仕分け 予算を身近に感じた』
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【読売新聞】
『普天間作業部会 年内決着で対日不信を解け』
『オバマ初訪中 実利優先で新時代は築けるか』
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【朝日新聞】
『米中首脳会談 「G2」時代の深化と限界』
『地域主権 視界不良を早く晴らせ』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『景気対策 二番底回避に全力挙げよ』
『党首討論 見送りは国会改革が泣く』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『米中首脳会談 G2協調日本の好機に』
『地域主権 税財源も大胆に移譲を』
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【日経新聞】
『首相への信頼感を失わせる発言の軽さ』
『米中は環境でも責任果たせ』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

16日付「ネーション」(タイ紙)
『オバマ氏の対アジア姿勢変化を歓迎』の社説。


前回は、イギリス紙から、オバマ大統領のアジア歴訪について見てみた。

今日は、タイの新聞である。


『米国は、日中関係にくさびを打ち込むのではなく、両国の協力が続くよう、仲介役を果たそうとしている』
との、一節。

イギリス紙が「債権者回り」としたのに対し、ネーション紙は「日中間の仲介役」としているところが面白い。


『中国と日本は、かつてないほどの協調関係にある』

『両国の指導者たちは数年前、つまらぬ口論を続けることは両国から平和で繁栄する将来を奪うことを賢明にも理解した』

こう見ているのも、興味深いところだ。

日本国内における感覚と、タイからの視点に、若干の差異が感じられる。


『日本の対中関係が安定したものになることが、東アジアにおける将来の協力の主柱となる。両国が協力しなければ、東アジアにおける他の活動が妨げなしに進展することはない』
との一節には、一理あるだろう。

『中国の役割の拡大と平和的な興隆について米国が建設的な発言をすることは、実際には、中国の国際的な振る舞いについて圧力を強めることになる』
ともあるが、このあたり、日本も参考にはならないだろうか。


『オバマ氏がシンガポールで米国とASEAN10カ国首脳との会議に出席したのは歴史的なことであり』『オバマ氏は、アジアに好意と期待を生んだ』

アメリカは、これまでの「環"大西洋"」観から、「環"太平洋"」観に変わるのだろうか。


『今後米政府は約束したことを実行しなければならない。しなければ好機が失われる』

日本の、特に右系紙は、
「私たちはアメリカに"こうしてあげなければ"ならない」
という論調だが、ネーション紙は、
「アメリカは私たちに"こうしなければ"ならない」
としている。

「アメリカが今こうすることが、アメリカ自身にとって好機となる」とは、今の日本の諸問題にもあてはまる見方ではないだろうか。

日本でも、こうした論調があってもいいように思う。


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今日の雑感

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、今年の1月、愚息がインフルエンザに罹患しました。

症状は、発熱と嘔吐。
熱は38度台だったでしょうか。

予防接種を受けておりましたので、「そのおかげであまり熱も上がらず、ひどくならずに済んだ」ものと思っておりました。

しかし、病院で処方してもらったタミフルがあまり効果なく、なかなか治らず。

そこそこ元気はあるものの微熱がひかず、結局半月近く、学校を休むことになってしまいました。


新型インフル日本上陸との報道はこれより数ヶ月あとのことですが、愚息のインフルエンザ。
もしかしたら新型だったのではないかという気もしています。

実際には上陸報道よりも前に、既に日本に蔓延していたとか...。

そんなことはないのでしょうか。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年11月18日













締切:2009年11月19日22時00分
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