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日本はガム程度の金で韓国人を辱めるのか

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年12月30日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『09回顧・国際 オバマ政権登場で動いた世界』
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【朝日新聞】
『米機テロ未遂 悪夢の再現を防ぐには』
『自殺3万人 遺族にもっと支えの手を』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『回顧2009 「古きもの」軽んじるな 「新」の好印象にひそむ錯誤』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『09年の終わりに考える 普天間と日米の絆』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『日印関係は飛躍的な拡大ができる』
『温暖化で産油国も戦略変化』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『日印首脳会談 地球的課題でも連携を』
『オバマ政権 中東和平を忘れずに』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『アンカラから南東アナトリアを覆う、濃く厚い霧』(Radikal紙)
『Blut(血=エスニシティ) と Boden(地=領土)』(Cumhuriyet紙)
『政党への解党命令は合法か』(Radikal紙)
『トルコの抱える新たな問題=左派』(Radikal紙)
『入植を続行するイスラエルと米国の対応』(al-Hayat紙)
『ワールドカップ最終予選から生じたアルジェリアとエジプトの争いの正体』
(al-Quds al-Arabi紙)
『イエメン、ホースィー派とサウジの戦争』(al-Quds al-Arabi紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『カンボジアとウイグル族難民』
ワシントン・ポスト(米) 『自由の闘士を弾圧する中国』
ガーディアン(英) 『ついに英選挙でもテレビ討論』
ルモンド(仏) 『バチカンとナチズム』
ベルリーナー・ツァイトゥング(独) 『ロシアの人権は厄介な存在』
ストレーツ・タイムズ(シンガポール) 『鳩山首相の評価、拙速は避けよ』
人民日報(中国) 『ネットユーザーとの良い関係』
中央日報(韓国) 『日本はガム程度の金で韓国人を辱めるのか』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『リスボン条約後のEU』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

25日付「中央日報」(韓国紙)
『日本はガム程度の金で韓国人を辱めるのか』の社説。


中央日報紙は、韓国三大紙の一つとされる。

「日本に対して比較的穏健」ともされているようだが、この社説を読む限り、そのような印象は感じられない。


『厚生年金脱退手当』とは、一定の要件を満たしている厚生年金の短期加入者が、退職時に一時金として「脱退手当金」を受け取れる制度のことだ。

戦前から戦後まもない頃まで、年金制度間で加入期間を通算する措置がなかったためのものらしい。

支給額の計算式は、
【脱退手当金の支給額=平均標準報酬月額×支給率(被保険者期間に応じ、1.1~5.4)】。

この制度は昭和60年に廃止されているのだが、受給の条件を満たしていれば、今でも手当金を受け取れるとのことだ。

(以上、間違いがあればご指摘いただきたい)


『韓国人勤労従軍慰安婦』に支払われた金額は、上記計算式によって算出されたものであるのだろう。

ならば、支給額自体に問題はないはずである。


問題は、『10代の少女たちを日本に連行し、軍需工場で1年近くこき使った対価として』は、いかに規定通りとはいえ安すぎるということなのだろう。

そして、これは『人間に対する侮辱』であり、『誰が見ても誤った規定であれば直さなくてはなら』ないものとしている。

そうした気持ちもわからなくはない。

しかし、国籍によって受給額が違うというのならばまだしも、そうでないなら『韓国人を辱める』ということとはちょっと違うのではなかろうか。

『軍需工場で1年近くこき使った』ことと、厚生年金脱退手当金が安すぎることとは、また違う話だろう。


もちろん、『生存する被害者たちの痛み』には配慮する必要はあろう。

しかし、だからといって、

『原則ばかりを守り、他人に気配りすることができないという日本の否定的イメージを日本自らでまた確認させた格好になった』

『一歩遅れて支給しておいてこれはいったいどういう策略か。辱めるつもりでないならむしろやめてほしい』

とされてしまうのは心外だ。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

先ほど、ようやく今年最後の仕事が終わりました。
しかし、家のほうのことについては、やるべきことが山積しております。

何もしないでのんびりとお正月を...というわけにはいかなそうです。

とりあえず、年賀状でも書きますか...。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年12月30日










締切:2009年12月31日22時00分
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