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サウジ紙から見るアイスランド火山噴火

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年4月21日

(以下、掲載順は日々変更)

【朝日新聞】
『空の大混乱 国超える対策迫る火山灰』
『仕分け第2弾 せめてこれはしっかりと』
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【産経新聞】
『火山灰パニック 鈍すぎる政府の危機対応』
『常用漢字表改定 交ぜ書きの広がり心配だ』
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【東京新聞】
『学力テスト 不参加貫くプライドを』
『火山灰被害 不安の拡散を防ぎたい』
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【日経新聞】
『独法に潜む無駄を仕分けであぶり出せ』
『将来像なき郵政法案は論外』
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【毎日新聞】
『全国テスト まず学力観の共有を』
『改正貸金業法 金銭教育にも力注ごう』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『教員人事権移譲 弊害生まないルール作りを』
『上海万博"盗作" 海外の知的財産を守る契機に』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『イノニューダヴトオール、歴史と再現』(Radikal紙)
『アラブ内相会議』(al-Quds al-Arabi紙)
『国民的決意もあって、チャハール・シャンベ・スーリーでの事件件数が減少』(Jam-e Jam紙)
『危険なチャハール・シャンベ・スーリーを防ぐためには』(Jam-e Jam紙)
『イラク議会選挙』(al-Hayat紙)
『「ペルシア湾」に新名称!?』(Mardomsalari紙)
『世界中から大使を召還するのだろうか?』(Milliyet紙)
『「犯罪防止法案」、3年間棚晒しに』(Jam-e Jam紙)
『湾岸情勢』(al-Quds al-Arabi紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『告発されたゴールドマン』
ワシントン・ポスト(米) 『キルギスから学べる教訓』
デーリー・テレグラフ(英) 『飛行禁止措置は必要なのか』
ルモンド(仏) 『欧州から、ようやく朗報』
南ドイツ新聞(独) 『ポーランド人の悲哀と誇り』
アラブ・ニューズ(サウジアラビア) 『空の旅の混乱』
光明日報(中国) 『上海万博ソング盗作と創造思想の骨抜き』
京郷新聞(韓国) 『4・19学生革命50周年を迎えて』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『米国の新たな宇宙計画』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

18日付「アラブ・ニューズ」(サウジアラビア紙)
『空の旅の混乱』の社説。


アイスランドの火山噴火については、国内主要紙でも社説で取り上げている。

朝日。
『欧州の空を覆った火山灰はグローバル化した社会の弱点を暴き出した』
『火山灰に限らない。感染症や地球温暖化など、グローバル社会は一国では解決できない問題に常にさらされている』
『課題は、国境を越えてどれだけ緊密な協力態勢を築けるかだ』

産経。
『今回の噴火は、予期せぬ事態にいかに対応すべきか、各国に危機管理のあり方を鋭く問いかけたといっていい』
『「政治主導」が威力を発揮するのはこういう危機対応ではないのか』

東京。
『天災を人災に拡散させてはならない』
『天災は、責任の所在をめぐり往々にして人災を誘発する。災い転じて福となす、統合欧州の知恵をここでも示してほしい』

日経。
『空路の遮断で経済の血流が鈍り、欧州景気が冷え込む事態は避けねばならない』
『足止めされた外国人旅行客らが疲労を募らせている。火山噴火という異例の事態だけに、彼らへの救済策も積極的に考えるべきだ』

毎日。
『私たちの生活は、想定外のリスクと背中合わせであることを、今回の噴火によって改めて認識させられた』
『自然災害からの影響を軽減するため、さまざまな対策がとられてきた。しかし、新たなリスクを抱え込むこともある』
『欧州から世界に広がった空の大混乱は、そうしたことも、私たちに告げている』

読売。
『こうした混乱が長びけば、ようやく立ち直りつつある世界の景気の足を引っ張る恐れもある』
『各国が協力して、長期的な影響を注意深く監視したい』


以上、各紙ともおおむね「景気」と「危機管理」についての懸念を主張している。


アラブ・ニューズの視点は、少し違っている。

『この数日間、高度なビデオ会議サービスを提供する会社に対し、(中略)経営陣から予約が殺到している』
という事例を紹介している。

この状況で需要が高まっている業種もあるようだ。


また、

『この(中略)事態の大きな教訓は、現代の生活は技術に依存しており、その技術は高度に発展し、かつ非常にデリケートだということだ』

『停電になると、現代社会で当然だと思われている、多くのものが停止する。世界はコンピューターで回っており、それはとりもなおさず、電気がなければ、ビデオ会議を含め、世界は機能しないことを意味する』

との一節も、示唆に富んでいる。


今日の雑感

プロボクシングの世界ライト級王者だったエドウィン・バレロの妻刺殺後の獄中自殺は、衝撃的なニュースでした。

生涯27戦の全てをKO勝ち。
そのうち、プロデビューからの18戦は全て1ラウンドKOという、驚異的な戦績でした。

日本のリングを主戦場にしていた時期もあるだけに、個人的にショックはより大きいものとなっております。

華麗な戦績がどのような形で終結するのだろうと興味深かったのですが、こんな終焉を迎えようとは思いもしませんでした。

神がかり的ともいえる、KO劇の数々。

しかし神は、人生全てに贔屓してはくれなかったようです。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年4月21日













締切:2010年04月22日22時00分
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