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WSJ紙から見るインドネシアと宗教暴動について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年8月17日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『景気減速 ここは日銀が動かねば』
『地下鉄一元化 利用者本位の議論せよ』
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【日経新聞】
『景気減速への危機感足りぬ政府・日銀』
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【毎日新聞】
『GDP伸び鈍化 経営者まで草食系では』
『国際犯罪の浸透 国境超え捜査の連携を』
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【読売新聞】
『GDP急減速 景気腰折れへ警戒を強めよ』
『平城遷都1300年 国の成り立ちを考える機会に』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『デフレ悪化 二番底回避へ工夫を』
『パキスタン洪水 危機の連鎖を止めよう』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『陸自ヘリ部隊 なぜ「丸腰」の派遣なのか』
『GDP急減速 「バラマキ」の限界みせた』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『この国の、「人種差別主義」の現状・・・』(Radikal紙)
『クルド人と共存せねばならないのか?』(Hurriyet紙)
『このクルチダルオールでは何も解決できない』(Radikal紙)
『終わりなき犯罪』(Jam-e Jam紙)
『男女間の『秘め事』がもたらす被害について』(Jam-e Jam紙)
『イスラエルのアラブ系議員たちに強まる逆風、自由船団に乗船していたズアビー議員は議員特権を一部剥奪』(al-Quds al-Arabi紙)
『自由船団に乗船していたイスラエル国会のアラブ系議員、ガザ封鎖の解除を
訴え』(al-Quds al-Arabi紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『バージニアにも広がる移民排斥』
ワシントン・ポスト(米) 『メキシコの反麻薬戦争と米国』
ガーディアン(英) 『中間選挙控え希望持てない変革』
ルモンド(仏) 『気候変調、政治は袋小路』
南ドイツ新聞(独) 『ドイツのもろい景気回復力』
ベドモスチ(ロシア) 『森林火災が取り持つ和解』
新京報(中国) 『日本が韓国にだけ謝罪するのは不完全だ』
韓国日報(韓国) 『解放65周年の最大課題は「公正な社会」』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『マヒ状態の米議会』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

11日付「ウォールストリートジャーナル」
『インドネシアと宗教暴動
 アブ・バカール・バシールのような急進派を逮捕するのは闘いの半分に過ぎない』
の社説。


『今週、インドネシアはテロとの闘いにおいて新たな大勝利を記録した。アブ・バカール・バシールを再逮捕したのである。アル・カイダと関係する宗教指導者で、2002年のバリ島爆破事件に関係していた。』

『これはオーストラリアのナショナル大学のグレッグ・フィーリーが付近のページで解説している通りである。同国指導者層が、イスラム教自警団グループを同様に果敢に追求してくれたら良いのだが。』

『1998年のスハルト大統領失脚後、これらの「金で雇われた略奪者」達はこの世界最大の回教徒が人口の過半数を占める国で増殖した。』

『中でも最も目立つのがイスラム防衛戦線(FPI)で、シャリア法(訳者注・回教の規律法)国家を待望しており、キリスト教会焼き討ち事件の犯人として名指しされている。』

『その他、アーマディーヤというイスラム少数派を攻撃し、平和的な民間慈善団体活動家を袋叩きにした。』

『最新の偶発事故は日曜日に起こった。西ジャワ州ベカーシの街で20人のキリスト教徒が暴漢に襲われ、袋叩きに遭ったのである。(FPIは関与を否定している。)』

『これらの行いから自らを遠ざけるどころか、公人達はこのグループをちやほやし始めた。ジャカルタ州知事のファウジ・ボーウォと警察長官ティムール・プラドーポは土曜日のFPI設立12周年記念式典に出席したのである。』

『これでFPIは擬似的に政治的な正当性を得たのである。知事は首都にFPIを招きさえしたのだ。水曜日に始まったラマダンの期間中のイスラム教徒の行いを取り締まらせるためだ。』

『幸運なことに、過半数のインドネシア人は穏健なイスラム教徒であり、FPIが彼らの生活と大切な市民生活の自由に与える現実の脅威を認識している。』

『ツイッターのグループ群、新聞の社説欄、民間慈善団体は一斉に知事のFPI招待を非難した。FPIのリーダーであるハビーブ・リズィエクは退かざるを得ず、ラマダン期間中の取り締まりは警察に任せる旨を宣言した。』

『これは大変結構なことだ。しかし次にFPIが警察や地元政治家と手を組んだ時はどうなるのだろう?』

『スシロ・バンバン・ユドヨノ大統領は少数派への暴力に「懸念」を表明した。日曜日の暴力の後にもそうしたが、現実には警察に頭を下げ、法の執行を要請しただけである。議会も同様の声を挙げた。』

『結果として、ワヒード研究所が記録したように、暴力事件発生回数はじりじりと上昇している。2008年の55件から、昨年は60件に増えたのだ。』

『これには立法を通じてシャリア法を適用しようと試みた回数は含まれない。こうしたケースは近年増えているのだ。』

『ユドヨノ大統領が指導力を発揮しない限り、こうした連鎖は断ち切れない。これは2004年に当選してから、イスラム教強硬行派の票を得ようとした大統領には難しいことかも知れない。』

『この時大統領は、アマーディーヤ活動を禁止することから、表現の自由を制限する恐れのある急進的ポルノ禁止法を可決するところまで変化したのだ。』

『しかし前大統領であり尊敬を集める聖職者アブデュラーマン・ワヒードの娘、イェニー・ワヒードが今週始めに我々に語ったように、FPIのようなグループは「イスラムの旗の元で活動する。だから無罪放免になる」のである。』

『それが暴力的なFPIのようなグループを、バシール氏と同等に危険な存在に仕立て上げるのだ。』


こうした不穏な内情は国内で報じられているでしょうか?

旅行で行かれる方は十分にお気をつけて。


*以上、「語学道場 主宰者」さんによる訳文、及びコメント

メルマガ【ウォールストリートジャーナルを読む! 毎日お届け】より


今日の雑感

お休みさせていただきます。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年8月17日












締切:2010年08月18日22時00分
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