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高インフレ率を望む米連邦銀

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年9月25日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『中国人船長釈放 どこまで国を貶(おとし)めるのか』
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【東京新聞】
『禍根残す定見ない判断 中国人船長釈放』
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【日経新聞】
『筋通らぬ船長釈放 早く外交を立て直せ』
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【毎日新聞】
『中国人船長釈放 不透明さがぬぐえない』
『日米首脳会談 同盟深化の大切さ示す』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『中国人船長釈放 関係修復を優先した政治決着』
『日米首脳会談 重要性が増す同盟の再構築』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『中国船長釈放 甘い外交、苦い政治判断』
『イチロー ベースボール変革の10年』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『賛成派勝利を世界は歓迎、しかし・・・』(Milliyet紙)
『世俗主義者の中にも深い分裂』(Radikal紙)
『「十分ではないが悪くもなかった」エルドアンのディヤルバクル演説』
(Radikal紙)
『中身はからっぽ!エルドアンのディヤルバクル演説』(Milliyet紙)
『改憲国民投票にイエスか、ノーか』(Radikal紙)
『ラディカル紙へ、感謝と別れの言葉』(Radikal紙)
『ラマダーン月と物価上昇』(Al-Ahram紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『ミレニアム目標達成のために』
ワシントン・ポスト(米) 『トルコは民主主義に近づいたか』
ガーディアン(英) 『オバマ氏とアフガン戦争』
ルモンド(仏) 『スウェーデンからの教訓』
南ドイツ新聞(独) 『平壌王朝の世継ぎ』
アラブ・ニューズ(サウジアラビア) 『パラダイムの転換』
自由時報(台湾) 『「釣魚島」は「3カ国」の争い』
韓国日報(韓国) 『北朝鮮党代表者会を落ち着いて見守ろう』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『ミレニアム目標』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

23日付「ウォールストリートジャーナル」
『インフレ率不足? 中央銀行員がインフレを望む時、通常それは実現する』の社説。


『批評家は長らく、米連邦銀に対して金融政策決定を補助する正式の価格決定のルールを定めるべきだ、と論じて来た。今週、連邦銀は遂に、それを手にする。それに近いもの、であるが。教訓・何を欲しがるかにはよくよく注意せよ。』

『火曜日のミーティング後に発表された声明で、連邦銀の公開市場委員会はこれ以上ない位明確だった。連邦銀はより高いインフレ率を望んでいる。』

『「現状のインフレ指標は、委員会が望むレベルを下回っている。これは長期に渡り、最大の雇用と価格安定をもたらすレベルに対して、ということだ。」と声明は述べた。』

『最近まで、連邦銀はデフレのリスクを警戒していた。これは価格が下がる状況であり、望ましいことではない。』

『過去にはデフレ対策をより積極的な資産購入、或いは「量的緩和」の口実にしようとした連邦銀総裁がいた。』

『しかし日用品の価格が上昇し、金価格が1オンス1,300ドルに近づき、金融市場スプレッドが回復しつつある状態でデフレを見つけることは難しい。』

『連邦銀の「最大雇用」という言い回しを入力してみよう。これは更なる量的緩和の口実となり得るものであるが、実施されるとすれば11月の選挙の後だろう。』

『そしてインフレ率を低過ぎる、と宣言することで、連邦銀は失業率を下げるためにインフレ率を上げたい、というメッセージを送っている訳である。』

『昨日金価格が上昇し続け、ドルは下落を続けた訳である。投資家は連邦銀の決定を、失業率が下がるまではその「大いなるデフレ脱却」方針を続ける約束と受け取ったのだから。』

『これによりウォールストリートでは連邦銀に拍手をする人がおり、議会では連邦銀批判を控える議員が出るかも知れない。しかしこれでは今の経済を弱めているものを退治できない。』

『金融政策ではワシントンで決定されている今の財政、税制、規制上の悪政策ミックスを補償することは出来ないのだ。』

『その間、更なる資産購入で連邦銀は信用配分の更に深みにはまり、これにより正常な、政治に干渉されない金融政策への回帰は更に難しく、時間がかかることになってしまう。』

『中央銀行がインフレを望む時、それはほぼ間違いなく実現するが、その結果が良性であることは殆どあり得ないのだ。』


日本では足りないという識者が多い量的緩和ですが、米国での現状に明確に反対しているWSJ社説です。

政府は何らかの実効あるデフレ脱却策を取ることが出来るのでしょうか?


*以上、「語学道場 主宰者」さんによる訳文、及びコメント

メルマガ【ウォールストリートジャーナルを読む! 毎日お届け】より


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

昨日、「注目社説」コーナーで紹介した、中国紙・環球時報の『日本への「連続した反撃の戦い」を準備しよう』の社説。

同紙の主張していた、中国の優位な部分と不利な部分。
そして、理想とする展開。

中国人船長釈放となった今、改めて読み返してみると、鋭い洞察力に驚くと共に、まさに目論み通りに事が進んでいるように思います。

このあたりの駆け引きは、中国のほうが一枚も二枚も上手(うわて)のようです。

そもそも中国船の衝突自体が、巧妙に仕組まれた罠のようにさえ思えてきます。


【あなたが最も共感した社説は?】アンケート

【9月25日(土)】









締切:2010年09月26日22時00分
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【昨今の話題】アンケート

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【中国人船長の釈放について】






締切:2010年09月26日22時00分
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