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海外紙から見る金正恩氏の登場

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年10月6日

(以下、掲載順は日々変更)

【日経新聞】
『追加緩和でデフレを着実に克服せよ』
『中国は強硬措置 早く撤回を』
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【毎日新聞】
『日中首脳会談 「互恵関係」にはまだ遠い』
『国債買い取り 日銀は財政支援機関か』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『日中首脳会談 中国は互恵の前に報復撤回を』
『ゼロ金利復活 政府も早期の景気対策で続け』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『日中首脳会談 「戦略的互恵」の再起動を』
『ゼロ金利復活 民間の奮起促す苦肉の策』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『実質ゼロ金利 課題は政府の「本気度」だ』
『日中首脳会談 一時しのぎは禍根を残す』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『金融緩和 一歩前進ではあるが』
『日本と中国 闘えば共に傷がつく』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『クルド問題の核心はクルド語』(Radikal紙)
『共和人民党の失策とそのつけ』(Radikal紙)
『賛成派勝利を世界は歓迎、しかし・・・』(Milliyet紙)
『世俗主義者の中にも深い分裂』(Radikal紙)
『「十分ではないが悪くもなかった」エルドアンのディヤルバクル演説』
(Radikal紙)
『中身はからっぽ!エルドアンのディヤルバクル演説』(Milliyet紙)
『改憲国民投票にイエスか、ノーか』(Radikal紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『IMFの担い手』
ワシントン・ポスト(米) 『終了した不良資産救済計画』
デーリー・テレグラフ(英) 『子ども手当削減は穏やかに』
ルモンド(仏) 『中道左派路線守る英労働党』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『順調に推移した統一からの20年』
南ドイツ新聞(独) 『威圧手段化した中国の希少金属』
京郷新聞(韓国) 『南北は柔軟姿勢で金剛山観光再開を』
朝鮮日報(韓国)  『われわれは南北統一に真剣に備えているか』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『日銀の新たな量的緩和』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

9月28日付
「南ドイツ新聞」『生存を賭けた北朝鮮の権力交代』
9月29日付
「中央日報」『時計を逆に回す北朝鮮、そして韓半島の明日』
「東亜日報」『北朝鮮の3代世襲公式化、韓国は統一基盤を固める時だ』
10月2日付
「朝鮮日報」『「金日成教」3代目・金正恩氏によるものまね』
の社説。


先日は、国内主要紙から金正恩氏の登場について見てみた。

今回は、南ドイツ新聞と、韓国三大紙といわれる中央・朝鮮・東亜各日報から見てみたい。


どの新聞も、「下積み」の少なさと未熟さを指摘している。

『金正日は1980年から14年という長い年月をかけて、権力を遂行するに足る状況を造成するべく、党のさまざまな機能を遍歴して、トップの座を確保した』

『それまでには、合従連衡で同盟者を身辺に集め、おぞましい事態をも掻いくぐることもした。その時期、金正日は父親、金日成の手厚い保護を受けていた』
(以上、南ドイツ新聞)

『金正日委員長が金日成(キム・イルソン)主席から権力を受け継ぐ過程は時間も長く緻密だった』

『この過程で政治的な反対勢力を除去し、勢力基盤を拡大するなど、自身の支配体制を自ら構築する過程をたどった』
(以上、中央日報)

金正日氏のときは、「おぞましい事態」や「反対勢力を除去」するなど、様々な意味における「準備」を万端整えていたということだ。


また、韓国紙からは、

『現在、北朝鮮で起きていることを目撃しながら、われわれは覚悟して対応することが要求されている。 有事の際、状況が最悪に陥らないよう、機敏に対処できなければならない』(中央日報)

『韓国は、北朝鮮の権力継承の際、起こりうるあらゆる状況に対し、緻密に対応しなければならない』(東亜日報)

という、緊迫した様子も感じられる。


東亜日報は、「統一」を意識して書かれている。

『65年間に渡り、金日成・金正日独裁を嫌というほど経験し、再びジョンウン氏体制の下で、生きていかなければならない2400万の北朝鮮の同胞の運命が嘆かわしい』

『北朝鮮の権力エリートに、韓国主導で統一しても報復はないという点を認識させることも重要だ』

『米国、日本、中国、ロシアをはじめとする国際社会に、韓国主導の統一が韓半島問題の解決策という認識を印象づける努力が必要だ』

といった一節が、印象深い。


北朝鮮が「金王朝」と表現されることは多いが、

『北朝鮮はマルクス・レーニン主義に沿った社会主義・共産主義国家ではない。永生不滅の始祖神、金日成を崇拝する邪教集団が建設した王国だ』

『邪教王国では教主である絶対権力者を取り巻く聖職者集団が信徒を抑圧し、搾取する。金日成教の聖職者とは、労働党と軍の幹部を指す』

とする朝鮮日報の、「金日成教」という表現も面白い。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

私の世代ですと、映画を初めて観るのは映画館においてではなく、テレビを通じてということになるかもしれません。

「ゴジラシリーズ」などは亡父に連れられて映画館に観に行った記憶がありますが、洋画となると、最初の頃は間違いなくテレビ観賞でした。

観た記憶に残っているものの中で最も古い洋画は、「お熱いのがお好き」です。

小学校1~2年の頃でしょうか、「日曜洋画劇場」で観ました。

もちろん、私自身の意志によるものではありませんが。

マリリン・モンローとトニー・カーティスのラブシーンに、「ぼくがこんなのを観てていいんだろうか」などと興奮したのを覚えています。

トニー・カーティスの訃報を聞き、そんなことを思い出しました。


【あなたが最も共感した社説は?】アンケート

【10月6日(水)】












締切:2010年10月07日22時00分
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