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韓国から見る「日本の反撃」

新年、あけましておめでとうございます。
桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)です。

約1ヶ月ぶりの配信となりました。

「メルマガを配信している時間があったら働きたい」という理由により、昨年から不定期配信という状態となってしまいました。
大変、心苦しく思っております。

キーボードを操作する手も、心なしか鈍くなったような気がします。


あれ以来、仕事のほうは本業がとても忙しく、副業を始める余裕がない状態となっております。

しかし、さすがに年末年始は、5日ほど休みになりました。

日頃手をつけられなかった家のことに着手したり、読めなかった本を読むなどしたりして過ごそうかと思っております。

あと、国語が苦手な息子の勉強を見てやろうかとも...。
このあたり、いささか心もとなくはありますが。


さて、わが日本国。

低くたちこめた暗雲が晴れないような、重苦しい状態が続いているように思われます。

それが、明るい未来に至るための産みの苦しみならばいいのですが、どうもただ停滞しているだけというような状況に思えてなりません。

しかし、12月31日付の韓国紙「朝鮮日報」に、『日本の反撃』と題された以下のようなコラムがありました。


『「議論ばかりが多く、何一つきちんとやっていることがない」という声が聞かれる日本政府だが、原発・高速鉄道などインフラ受注戦に限っては違う。』

『内閣官房に「パッケージ型インフラ海外展開関係大臣会合」を設置し、外務省など各省庁にもインフラ輸出支援チームを置いた。』

『資金が足りないと企業が泣きつくや、インフラ輸出ファンドを立ち上げるなど、破格の金融支援策も相次いで打ち出している。』

『官と民が一つになり、インフラ輸出を行うという「オールジャパン戦略」が電光石火で進められた。』

『1年もたたないうちに、成果が現れ始めた。』

『今年11月にベトナムで原発受注に成功したのに続き、韓国が有力視されていたトルコの原発受注でも、一歩先んじた。』

『ベトナムでの原発受注のため菅直人首相は、李明博(イ・ミョンバク)大統領のように直接ベトナムを訪問し、物量攻勢をかけた。』

『菅首相は、ベトナムに790億円の借款を提供し、空港・鉄道建設なども支援することにしたという。韓国の受注がほぼ確定していたトルコの原発が日本に傾いたのも、日本が破格の条件を提示したからだと分析されている。』

『実際、日本はインフラ輸出の面で韓国よりはるかに有利だ。開発途上国に支援する公的開発援助(ODA)をインフラ輸出とリンクさせる場合、韓国が日本と競争するのは容易ではない。』

『日本はODAのために年間94億ドル(現在のレートで約7662億円)=2009年基準=を投じるのに対し、韓国は8億ドル(約652億円)に過ぎない。』

『韓国とリチウムなどの資源開発協力を行ってきたボリビアの状況も、簡単ではない。』

『日本が08年までにボリビアに支援した資金は、円借款470億円、無償資金協力850億円、技術支援630億円など。』

『最近東京を訪れたボリビアの大統領が、共同声明書に「無償援助に感謝する」という文言を入れたほどだ。』

『原発発注をめぐり韓国と日本の間で綱渡りをしているようなトルコも、(中略)日本からかなり世話になっている国だ。』

『韓国が、日本には是非勝ちたいという一念で死力を尽くして走ってきたように、最近は日本も、韓国にだけは負けられないと考えているようだ。』

『インフラ受注戦だけではない。「韓国がやっているのに、どうして日本ではできないのか」という嘆きを「鞭」にして、政府のみならず企業も競争力を強化するため走っている。』


以上、政策の良し悪しはともかくとして、日本国内にて受けている印象とは違ったものがあります。


ちなみに、元日の国内主要紙では、以下の通り主張しています。

朝日『今年こそ改革を 与野党の妥協しかない』
東京『歴史の知恵 平和の糧に』
日経『世界でもまれて競争力磨く志を再び』
毎日『扉を開こう 底力に自信持ち挑戦を』
読売『世界の荒波にひるまぬニッポンを 大胆な開国で農業改革を急ごう』

(産経紙は、毎年元日は社説を掲載せず、違う形で主張していたかと思います)


私自身、今年1年がどのような年に「なる」のかというよりも、どのような年に「する」のかという気持ちで向かいたいと思います。

不定期な配信が続いてしまうと思いますが、今年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

あなたのご多幸を、心より祈念致します。


【国内主要6紙リンク】

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【産経新聞】 トップ 社説

【東京新聞】 トップ 社説

【日経新聞】 トップ 社説

【毎日新聞】 トップ 社説

【読売新聞】 トップ 社説


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新聞コラム社説リンクより


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「公明党」機関紙 【公明新聞】

「日本共産党」機関紙 【赤旗】


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