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アラビア語紙から見る人質事件の進捗状況

2015年1月30日(金)14時現在の各紙サイトより

国内主要紙一面トップ記事、及び社説・主張

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【朝日新聞】
「朝刊一面トップ」
『死刑囚、なおヨルダンに 「パイロット生存証拠を」 「イスラム国」人質事件』
「社説」
『スカイマーク 空の競争を立て直せ』
『原発事故処理 安全と着実さが最優先』

【産経新聞】
「朝刊一面トップ」
『死刑囚なおヨルダンに 「応じねば操縦士殺害」 「イスラム国」要求期限越す』
「主張」
『総連ビル転売 明確な経緯説明求めたい』
『スカイマーク破綻 安全と競争忘れず再生を』

【東京新聞】
「朝刊一面トップ」
『ヨルダン閣僚「重要局面」 操縦士安否なお不明』
「社説」
『辺野古海底調査 検証を待ち作業止めよ』
『航空3位破綻 消費者利益を損なうな』

【日経新聞】
「朝刊一面トップ」
『大容量データ拠点整備 「モノ」すべてネット接続で需要 大手5社が投資倍増』
「社説」
『寡占化が懸念されるスカイマークの挫折』
『汚染水処理は二重三重の策を』

【毎日新聞】
「朝刊一面トップ」
『ヨルダン「交渉継続」 期限経過 操縦士安否不明』
「社説」
『スカイマーク 新たな挑戦に期待する』
『汚染水処理 態勢整え着実に進めよ』

【読売新聞】
「朝刊一面トップ」
『「日没期限」経過 ヨルダン「死刑囚まだ国内」 操縦士の生存確認要求』
「社説」
『スカイマーク 強引な経営手法が招いた破綻』
『内閣官房改革 効率的な「官邸主導」の実現を』

きょうの一言

28日付のアラビア語新聞「al-Hayat」から、
『パイロット解放に向け、イスラーム国の要求に応じる構えか』
という記事を紹介します。


『消息筋の伝えるところによると、ヨルダン政府は人質になっている日本人
ジャーナリスト後藤健二氏の解放およびヨルダン人のマアーッズ・カサースバ
操縦士の処刑の先延ばしと引き換えに、サージダ・リーシャーウィー女史を
釈放せよとのイスラーム国の要求に応じる構えだ。』

『同情報筋が本紙に対し、ヨルダン政府はリーシャーウィー女史の身柄をアン
バール県(イラク)ドゥライム部族の部族長の一人に引き渡す可能性があると
指摘した。』

『交渉は内密に行われた。部族長は現在首都アンマンに滞在しており、身柄の
引き渡しは数時間の内に行われるかもしれないとのことだ。』

『イスラーム国はヨルダンと日本の両政府に対し、日本人の人質解放とマアー
ッズ・カサースィバ操縦士の処刑先延ばしと引き換えにサージダ・リーシャー
ウィー女史を解放するまで、24時間の猶予を与えた。』

『イスラーム国からの脅迫があった火曜日(27日)の夜、ヨルダンは激しい
怒りと憤りに包まれた。ヨルダンの諸部族は自国の政府に対し、捕虜となって
いるカサースィバ操縦士の解放に向け、公的かつ迅速な措置を執るよう抗議した。』

『拘束されている操縦士の出身であるイー地区のブラールシャ部族からは、
何十人もの人々が街頭に出て抗議した。同時に、憲兵隊らもヨルダン南部
カラク県(操縦士の出身県)に集結した。』

『抗議者らはヨルダン政府に対し、火曜日の夜8時から「1時間」の間に、
イスラーム国の脅迫に対する公的措置を執るよう迫った。』

『抗議者らは、ヨルダン政府が対イスラーム国有志連合の枠内で始めた戦争に
言及し、「これは我々の戦争ではない」と叫んだ。』


30日午前現在、日本のメディアでは「交渉継続」と伝えています。

ヨルダンでは、日本人よりも自国パイロット解放のほうを重要視していること
でしょう。

そして日本では当然、日本人解放のほうに関心が高い。

このあたりの事情も、事態の進展を難しくしている要因かもしれません。


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