新聞の社説から世の中を見る【世界の新聞「101紙」の視点】

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叙利亜

この子がテロリストだというのか!?
この子が武器を持っていたというのか!?
その小さき手に持ち得るものといえば
菓子と玩具しかあるまいに。

無力!
ただ、ただ、無力!
無価値!
ただ、ただ、無価値!

自分の無力さと
何もできない価値のなさに
ただ、ただ、憂鬱!

自分に出来ることといえば
安寧たる地に身を置いたまま
僅かばかりの小銭を施すことのみ

たとえ彼の地に赴いたとしても役立たず
無駄な死体を一つ増やすのが関の山
せいぜいが野良犬の餌程度の価値のあるのみ

ならば世界中の憎悪と憤怒を
全て私に転嫁させ
そして世界中の銃口を
一斉に我が身に向けよ!

全ての銃口が火を噴いた次の瞬間
私は肉片骨片一片の跡形もなく
この世から消え去ることだろう

我が身と共に世界中の憎悪と憤怒が
一片の跡形もなく消え去るのならば
私は喜んで生贄となろう

ただし約束してくれ
それを最後に銃を置くということを
それが最後の銃声となるということを

さあ、引き鉄を引け!
世界中の悪であり罪である私に向けて!

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