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首相の真榊奉納について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年4月24日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『海賊新法 早期成立に民主は応じよ』
『改正産業再生法 緊急避難との認識が重要』
『対北交渉資料 不明朗な経過の真相示せ』
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【東京新聞】
『海賊法案 修正協議をなぜやめた』
『SMAP剛君 重圧ある生活と思うが』
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【日経新聞】
『危機脱却なお見えぬ日米の金融機関』
『中国は海軍の透明度高めよ』
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【毎日新聞】
『千葉市長逮捕 "プチ汚職"は巨悪のもと』
『海賊対処法案 国会承認で与党譲歩を』
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【読売新聞】
『海賊対処法案 参院でも迅速に審議を進めよ』
『中国海軍60年 増強ぶり誇示した初の観艦式』
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【朝日新聞】
『核なき世界へ 乗り遅れてはいけない』
『漢字検定協会 悪弊を断ち出直し急げ』
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

23日付
「朝日新聞」『首相の供え物 持論と矛盾しませんか』
「産経新聞」『首相と靖国 堂々と参拝をしてほしい』
の社説。


社説の言葉を信じれば、朝日紙も、
『遺族や国民が戦没者を悼み、感謝をささげたいと思うのは、ごく自然なこと』
という価値観ではあるようだ。

そのあたり、産経紙の、
『戦没者の霊が靖国神社にまつられ、その霊に国民が祈りをささげるのは日本の文化である』
というほどではないとしても、互いに共通する認識だと思われる。

要するに、朝日紙が問題にしているのは、
『内閣と政府を代表し、外交に責任をもつ首相がそうした行動をとる』
という点についてであろう。

その理由として、
『戦前、陸海軍が所管した靖国神社は、軍国主義の象徴的な存在であり、日本の大陸侵略や植民地支配の歴史と密接に重なる』
『いくら私費でも、首相の肩書での真榊奉納が政治色を帯びるのは避けられない。憲法の政教分離の原則に照らしても疑問はぬぐえない』
ということを挙げている。


個人的には、靖国参拝の是非はともかくとして、産経紙の、
『近隣外交への配慮もあり、(中略)真榊奉納という形を選択したと思われる』
が、妥当な見方という気がするのだが。


朝日社説の結び、
『近づく総選挙を意識してのことなのだろうか。自ら参拝するつもりはないけれど、参拝推進派の有権者にそっぽを向かれるのは困る。せめて供え物でメッセージを送れないか。そんなご都合主義のようにも見えるのだが』
は、かなり辛辣だ。

まさか先日の、「朝日には説明不要」とのぶら下がり取材の意趣返しということではあるまいが。


今日の雑感

「なんで、A級戦犯の合祀なんていう、ややこしいことしちゃったんだろう」

そう思ってしまいますが、そこに至るまでにはいろいろな経緯があり、そして、その経緯にも更にいろいろな解釈があるようです。

朝日社説の言葉を借りれば、『遺族や国民が戦没者を悼み、感謝をささげ』るということ。
それに異論があるという人は、そういないものと思います。

どんな価値観の人も、その気持ちは共通認識としたいものです。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年4月24日




























締切:2009年04月25日22時00分

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