国歌不起立判決について
【国内主要6紙の本日の社説】
2009年10月19日
(以下、掲載順は日々変更)【朝日新聞】
『新政権の日本 「学校自治」に変えてゆこう』
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【産経新聞】
『新型ワクチン 混乱なく接種を進めたい』
『日航再建計画 スピード感持って策定を』
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【東京新聞】
『農家戸別補償 何をそんなに急ぐのか』
『新政府税調 公平・透明・納得を貫け』
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【日経新聞】
『25%削減いかに実現(2)公平な排出量取引目指せ』
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【毎日新聞】
『長妻厚労相 得意分野で状況突破を』
『五輪競技 藍ちゃん遼君の出番だ』
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【読売新聞】
『新型インフル 診療は重症患者を優先的に』
『連合新体制 労使協調で課題に対処せよ』
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】
18日付「産経新聞」
『国歌不起立判決 教師の規律違反は許すな』の社説。
この問題については、いつも意見が分かれる。
『卒業式は保護者や来賓も出席して生徒の門出を祝う重要な学校行事である。指導すべき教師があえて起立せず、妨害するような行為こそおかしい』
との一節。
元教師の思想の是非はともかくとして、個人的にも式典を妨害する行為はよくないと思う。
『新しい学習指導要領では小中学校で国歌を歌えるよう指導することが明記され(中略)ているのである』
との一節がある。
元教師が反対すべきはこの「学習指導要領」に対してであって、学校や生徒に対してではないだろう。
『特定の政治的主張をしたいなら教育の場を離れてからに』するべきだとまでは思わないが、少なくとも、式典進行には支障のないような方法・場所を選ぶべきではなかろうか。
『最高裁は国歌斉唱のピアノ伴奏を拒否した教師の訴訟で、「(校長の職務命令は)憲法違反ではない」との判断を示している』
との一節。
学校側も、伴奏したくないという教師に無理に伴奏させようとするのはいかがなものだろうか。
国歌をピアノ伴奏できる人が、学校にその教師一人しかいないということはないだろう。
また、場合によっては生演奏でなくてもいいかもしれない。
生徒やその保護者にとっては、人生における一度きりの大事な節目だ。
教師も学校も、まずは式典の円滑な進行を最優先に考えられないものだろうか。
『規律を尊び、公共心を養うことは、公教育には欠かせない。国民も教師の規律違反に厳しい目を向けるべきだ』
との一節も、よく言われることだ。
しかし、以前から書いているように、年に数回の国歌斉唱・国旗掲揚が、公教育にどれほどの効果があるものか疑問に感じる。
こうした問題を、『規律』『公共心』『公教育』『道徳教育』などに結びつける考え方は、あまり好きではない。
先に挙げた、
『新しい学習指導要領では小中学校で国歌を歌えるよう指導することが明記され(中略)ているのである』
との一節からすれば、『国歌を歌えるよう指導』すればいいわけで、式典における国歌斉唱はまた別の問題とも受け取れる。
また、今回の社説にはないが、「外国では国旗・国歌に対して云々」という意見もよく聞かれる。
ならば、そういう人たちは、諸外国が国旗・国歌を軽視する風潮になったら、自分もそれにならうのだろうか。
私自身は、諸外国がどうあろうと、国歌・君が代に愛着を感じる気持ちに変わりはない。
こうした問題。
賛成論者と反対論者の対立が、なんだか「双方の思想の"大本(おおもと)"の代理戦争」であるように見えてきてしまう。
争い傷つき「損」をするのは自分の価値観を信じて疑わない当事者たちだけで、そうすることによって「得」をしている存在が、他にあるような気がしてくる。
メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております
今日の雑感
本日よりメルマガの【今日のニュースレター】コーナーを、【オススメニュースサイト】という名称に変更しました。
今までは、「オピニオンソース」というサイトのみを紹介しておりましたが、新たに2サイト増やしました。
どちらも、個性的なサイトです。
『新聞コラム社説リンク』サイトの運営者様には、リンクのご快諾をいただき、感謝致します。
この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。
今日の一枚
自宅の空気清浄機の上に、連れ合いの靴下がおいてありました。
穿(は)いていて濡れてしまったので、乾かすために風が出てくるところにおいたとのこと。
しかしそこは、吸い込んだ汚れた空気がきれいになって出てくるところだろうが!!
人に言えない悩みに↓↓↓
【いーじーネット】
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2009年10月19日
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