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柔道の新ルールについて

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年9月22日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『押収資料改ざん 地に落ちた特捜検察の威信』
『プラザ合意25年 新たな政策協調をどう築く』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『証拠改ざん 司法揺るがす検事の犯罪』
『尖閣沖事件 冷静さこそ双方の利益だ』
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【産経新聞】
『鈴木議員失職 民主党の起用責任は重い』
『改竄の検事逮捕 「暴走」止められぬ組織か』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『特捜検事逮捕 検察の重大すぎる犯罪』
『基準地価下落 外資の動きに注目を』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『法治国家の名を汚す検察の証拠改ざん』
『首脳外交で日本埋没を防げ』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『改ざん検事逮捕 司法の根幹が揺らいだ』
『子供の暴力 対策に生かせる検証を』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『賛成派勝利を世界は歓迎、しかし・・・』(Milliyet紙)
『世俗主義者の中にも深い分裂』(Radikal紙)
『「十分ではないが悪くもなかった」エルドアンのディヤルバクル演説』
(Radikal紙)
『中身はからっぽ!エルドアンのディヤルバクル演説』(Milliyet紙)
『改憲国民投票にイエスか、ノーか』(Radikal紙)
『ラディカル紙へ、感謝と別れの言葉』(Radikal紙)
『ラマダーン月と物価上昇』(Al-Ahram紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『より民主的なトルコ』
ワシントン・ポスト(米) 『新市長はワシントンDCの前進継続を』
ガーディアン(英) 『朝鮮半島、対話と対決の循環』
ルモンド(仏) 『G20と為替レート』
ベルリーナー・ツァイトゥング(独) 『連立組み合わせ自由の時代に』
南ドイツ新聞(独) 『欧州のロマ論争の能天気』
ベドモスチ(ロシア) ルシコフ氏葬送の鐘』
人民日報(中国) 『日本の防衛政策』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『霧の中の世界経済』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

21日付「産経新聞」
『世界柔道の成功 ルールが導いた原点回帰』の社説。


10年連続200本安打達成目前のイチロー選手について、4256本の大リーグ通算安打記録を持つピート・ローズ氏が、
「3、4シーズンは全体の27、28%が内野安打。世界一幸運な男に違いない」
と述べたそうだ。

発言の是非はともかくとして。

もしもMLBが、
「ベースボールの醍醐味は、投手が渾身の力をこめて投げたボールを打者が思い切り打ち返すところにある。これが大リーグ130年の歴史の原点だ」
などと言い出したらどうだろう。

更には、あり得ないことだが「外野に飛ばない安打は安打ではない」などと言い出し、内野安打を安打数としてカウントしなくなったとしたら...。

例えが極端かもしれないが、今回の産経社説を読んで、こんなことが頭に浮かんだ。


個人的にも、日本の柔道選手にはぜひとも勝ってもらいたいと思うし、勝てばとても嬉しい。

また、「一本は柔道の華」だとも思っている。

しかし、柔道はもはや「JUDO」となり、日本だけのものではなくなった。

実際フランスなど、国全体の人口が日本の半分程度でありながら、柔道の競技人口は日本の倍以上ともいわれている。

日本が野球において、ルールの範囲内で自分たちの特性を活かし本家アメリカに勝つため努力したように、外国人がJUDOにおいて同様の努力をするのは、ある意味当然ともいえるのではないだろうか。


以下、2009年3月に、日本がWBC連覇を果たした時の産経社説の抜粋だ。

『日本は長い間、野球発祥の地・米国に歯が立たなかった。1934年、来日したベーブ・ルースらの全米選抜に全敗以来、ずっと後塵(こうじん)を拝していた』

『今回は、ホームラン狙いの「大リーグ」式に対して、日本は機動力と投守の力でつないだ。(中略)「小の団結心」で米国を初めて打ち破った。76年目の快挙である』

『一人の力でなく、全体へつないでいく結束力をみせてくれた。これこそ、日本が世界へ羽ばたいてきた原動力ではなかったか』

『不可能を可能にする日本の絶え間ない挑戦心が、歴史的な偉業につながった』

これを柔道の話に置き換えて読んでみると、なかなか面白い。


日本が本家の威光を笠に諸外国にゴリ押ししたなどというのでなければ、新ルールについて個人的に異論はない。

しかし、冒頭のローズ氏の発言に対して多くの日本人が抱くような感情を、もしも諸外国のJUDO関係者が日本に対して向けているとしたら、あまりいい気分はしない。


ちなみに、このWBCについての産経社説には、

『「米国の力が突出し、レベルは日本や韓国よりも高い、という考えはもはや心得違いだ」。米3大ネットにもこんな論評が載った。米国のおごりもあった』

との一節もある。

それを打開するため本家アメリカが、「BASEBALL」の国際試合において、

『好結果は、ルールが作った。ルールは危機感が変えさせた。この事実は、柔道、スポーツ界にとどまらない教訓として、広く参考にしたい』

との21日付産経社説を参考にルールを変えたとしたら、産経紙は何と論評するだろうか。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

柔道の「三船久蔵・十段」をご存知でしょうか。


もしも、フランスのリネールのような巨漢の柔道選手が「ジャケット・レスリング」とも揶揄されるようなJUDOスタイルで全盛期の三船十段に挑んできたとしたらどうなるのか...。

個人的に、大変興味があります。

三船十段や、柔道の創始者・嘉納治五郎が、もし生きていたら。

『タックルまがいの足取り技や抱きつく行為を反則とした新ルール』について、どう思うでしょうか。


【あなたが最も共感した社説は?】アンケート

【9月22日(水)】












締切:2010年09月23日22時00分
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【昨今の話題】アンケート

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【柔道の新ルールについて】




締切:2010年09月23日22時00分
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