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押尾学被告の判決について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年9月21日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『閣僚交流停止 冷静さ欠く中国の対応』
『環太平洋連携協定 FTAで反転攻勢を』
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【読売新聞】
『日印EPA 出遅れ挽回の確かな一歩に』
『司法修習生給与 混乱を招く民主党の横やり』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『牽牛子塚古墳 やはり陵墓の本格調査を』
『豪州の新内閣 成熟した関係を深めよう』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『世界柔道の成功 ルールが導いた原点回帰』
『銀行新規制 収益力上げる自己改革を』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『片山新総務相 理念と手腕見届けたい』
『押尾被告実刑 厳しさの中に冷静な目』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『中国は対立激化を抑える冷静な行動を』
『通貨安競争へ金高騰の警告』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『賛成派勝利を世界は歓迎、しかし・・・』(Milliyet紙)
『世俗主義者の中にも深い分裂』(Radikal紙)
『「十分ではないが悪くもなかった」エルドアンのディヤルバクル演説』
(Radikal紙)
『中身はからっぽ!エルドアンのディヤルバクル演説』(Milliyet紙)
『改憲国民投票にイエスか、ノーか』(Radikal紙)
『ラディカル紙へ、感謝と別れの言葉』(Radikal紙)
『ラマダーン月と物価上昇』(Al-Ahram紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『銀行に対する新たな規制』
ワシントン・ポスト(米) 『米国人女性を解放したイラン』
ガーディアン(英) 『栄光は過去のものに』
ルモンド(仏) 『金融業務調節の長い行程』
南ドイツ新聞(独) 『日本の権力ゲーム』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『民主化目指す憲法改正案を承認』
環球時報(中国) 『日本の国政混乱と東シナ海』
東亜日報(韓国) 『金滉植氏の行政能力を検証する聴聞会に』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『金融安定化への遠い道』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

押尾学被告の判決について、各紙社説を見てみる。


一芸能人に過ぎない押尾被告の裁判について主要紙社説で取り上げるとは思わなかったが、裁判員裁判制度という観点に立てば、確かに重要な裁判だったといえるかもしれない。


『被告が芸能人とあって、事件発生直後からおびただしい量の報道があった。裁判員の心証形成や量刑の判断に影響が出るのではないか』(朝日紙)

『被告が有名芸能人のため公判前から大きく報道され、それが心証形成に大きく影響する点を心配する声もあった』(産経紙)

『有名人が被告で、事件や裁判の内容について、新聞やテレビで連日のように報道されても、裁判員は予断を持たずに裁判に臨めるか』(毎日紙)

『注目されたのは、裁判員が予断を持たずに判断できたかという点だった』(読売紙)

個人的にも、こうした点を危惧していた。


そのあたりについて、

『判決後に会見した裁判員らの話は、懸念を吹き飛ばすものだった』(朝日紙)

『杞憂(きゆう)だった。その意味も小さくない』(産経紙)

『裁判員が会見で「報道の影響はなく、法廷で見聞きしたことで、客観的に判断できた」「有名人でなくとも、判断は同じだ」と語ったことは、裁判員制度への理解の浸透が読み取れる』(東京紙)

『法廷に出された証拠だけに基づいて、冷静に裁判と向き合ったことがうかがえる』(毎日紙)

こうした論調がある一方、読売紙は、

『裁判員を務めた男性会社員は、判決後の記者会見で、「先入観がなかったといえばうそになる。公判が進むうちに、有名人という意識は薄れた」と語った。予断を排除する難しさがうかがえる』

として、他紙とは若干トーンの異なる見解を示している。


「事前報道の過多による心証形成への影響」ということで言えば、著名人が関わる事件の他、世の中の論調が有罪・無罪のどちらか一辺倒になってしまっているようなケースも挙げられよう。

たとえば、山口県光市の母子殺害事件。

私も被告は死刑宣告されるべきだと思っているが、こうした判断に至ったのは、全てマスメディアによる報道によってである。

事件を直接見聞きしていないのはもちろん、裁判も傍聴していない。

『今回、裁判長は「我々以上にマスコミが知っていることはない」「外は無関係。自分で判断を」と繰り返し述べたようだ』

毎日紙にこのような一節があるが、これは裁判員のみならず、マスコミ報道だけを根拠に心証を形成してしまう、私たち一般人に向けられた言葉でもあるだろう。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

大相撲の横綱・白鵬が、千代の富士の連勝記録53を破りました。

千代の富士が連勝記録を打ち立てた時は他に横綱が2人(1人は取組のない北勝海ですが)いて、大関など三役力士も個性派ぞろい...。

もしも朝青龍があんなことにならなかったら、果たして...。

千代の富士ファンだった私としてはいろいろと思うところはありますが、そうした点を差し引いても、白鵬関の強さ・上手(うま)さには際立つものがあると思います。


千代の富士が当時双葉山に次ぐ記録だった大鵬の45連勝を破った、昭和最後の本場所。

その千秋楽で横綱・大乃国に破れ、連勝記録は途絶えてしまいます。

それを考えると、白鵬関の連勝記録の関門は、今場所終盤戦にあると言えるのではないでしょうか。

逆を言えば、もしも今場所も全勝優勝を果たしたとしたら、69連勝越えまで行く可能性が十分あるかもしれません。


【あなたが最も共感した社説は?】アンケート

【9月21日(火)】












締切:2010年09月22日22時00分
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【昨今の話題】アンケート

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【白鵬の69連勝越えについて】





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