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レスリングの五輪中核競技からの除外について

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さて今回は、レスリングの五輪中核競技からの除外について見てみます。

この件については各紙が社説で主張していますが、個人的に考え方が一番近いのが、東京新聞の社説でしょうか。


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☆16日付「東京新聞」『レスリング除外 判断基準はどこにある』

『レスリングがオリンピックの中核競技から外れたことは、最近の五輪大会が示す変質の象徴のようにも見える。諸課題に関して何が判断基準となっているのか。一番の問題点はそこだ。

 二〇二〇年夏季五輪の中核競技からレスリングが除外された。国際オリンピック委員会(IOC)理事会の決定である。今後、他の七競技と残り一枠を争うことになるが、実施競技から外れる可能性は高いとの見方も出ている。

 IOCの決定には疑問が残る。予想外の選択だったから、日本のお家芸だから、というわけではない。選択の判断基準そのものに疑問を感じるのだ。

 レスリングは古代五輪からの伝統を持ち、第一回近代五輪から実施されている。普及や知名度に問題があるとも思えない。五輪にふさわしい競技といえる。

 なのに除外された。もちろんレスリングにも問題はあるだろう。組織面での評価が低かったとも指摘される。だが、それらが決定的要因とは言いにくい。そこで浮かんでくるのが、五輪競技をめぐる近年の顕著な傾向だ。

 ビジネス面での成功が最優先される最近の五輪。中核には巨額のテレビ放映権料があり、当然のように「テレビ向きかどうか」が重視される。それはまた「見栄えのよさ」にも直結している。冬季大会にショー的要素の強い種目が次々と採用され、夏季大会でも各競技で時間短縮などの措置がとられてきたのはその表れだ。まずテレビ映りありき、ショーアップありき。今回の決定にも、それが影を落としているように思われる。

 オリンピックはスポーツの祭典であり、スポーツの魅力を幅広く伝えるのがその役割である。時代による競技の入れ替えは必然だろうが、伝統や歴史もかえりみず、ショーアップやテレビ映りばかりが優先されるようになれば、スポーツの祭典としての本来の趣旨がゆがんでしまう。今回の決定にそうした側面はなかったか。疑問を感じるゆえんだ。

 除外候補とみられた競技団体がIOCに対して強力な働きかけを行った半面、レスリングは何もしなかったという指摘もある。が、それは本質ではない。ロビー活動や政治力でこれほど重要な決定が動くのなら、そうしたIOCやスポーツ界の体質こそが問題ではないか。

 考えることの多い今回の決定。それは五輪のあり方そのものも左右する重さをはらんでいる。』


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「メダルを量産できる日本のお家芸」とか「ロビー活動が足りなかった」とかいう点を指摘する意見もあるようですが、個人的にはそこはあまり問題視していません。

仮に日本がレスリングでほとんど活躍できない状況だったとしても、私は五輪競技から外すことには反対だったでしょう。

東京新聞社説の言葉を借りれば、
『レスリングは古代五輪からの伝統を持ち、第一回近代五輪から実施されている。普及や知名度に問題があるとも思えない。五輪にふさわしい競技といえる』
というところでしょうか。

競技の多さが問題ならば、競技は削らず、いっそのこと五輪開催そのものを増やしたらどうなのか、などと考えてしまいます。

たとえば春季は室内競技、夏季は水中・水上競技、秋季は屋外競技、冬季は従来通りという四季制にして、毎年何らかのオリンピックが開催されるという...。

これなら毎年カネが入るし、開催地候補の競争率も緩和されます。

1984年のロサンゼルスオリンピックあたりからオリンピックの商業化が顕著になってきたのは事実でしょう。

こんなヤケッパチ案も提示したくなってきます。


それでは、また。
あなたに素敵なことがいっぱいありますよう...。

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