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プロ野球開幕

2015年3月27日(金)14時現在の各紙サイトより

国内主要紙一面トップ記事、及び社説・主張

*一部記事が有料なものや、無料会員登録が必要なものもあります。

【朝日新聞】
「朝刊一面トップ」
『「副操縦士、意図的に墜落」 機長を閉め出す 独機事故、仏検察当局発表』
「社説」
『「我が軍」発言 憲法軽視が目にあまる』
『イエメン危機 国家崩壊防ぐ協力を』

【産経新聞】
「朝刊一面トップ」
『副操縦士 故意に墜落 独旅客機 機長を閉め出す』
「主張」
『原発の断層評価 首相が調整すべき事態だ』
『統一地方選 「消滅」への危機打開競え』

【東京新聞】
「朝刊一面トップ」
『副操縦士 墜落させる? 機長閉め出し降下ボタンか 独旅客機』
「社説」
『性的少数者 身近な場から考えたい』
『プロ野球開幕 女子力で未来を拓く』

【日経新聞】
「朝刊一面トップ」
『処方薬 店頭販売を拡大 アレルギー・胃腸・点眼 薬剤費抑制狙う』
「社説」
『働き方の見直しで少子化の流れ変えよう』
『イエメンの混乱収拾を急げ』

【毎日新聞】
「朝刊一面トップ」
『「副操縦士、意図的に墜落」独旅客機 仏当局が録音解析 殺人容疑視野に捜査』
「社説」
『「わが軍」発言 おざなりな認識は困る』
『中教審の宿題 転換を空転させぬため』

【読売新聞】
「朝刊一面トップ」
『副操縦士が故意に降下 仏検察が見解 機長を閉め出し 独機墜落 殺人容疑捜査へ』
「社説」
『統一地方選 地域再生の処方箋を論じたい』
『プロ野球開幕 ファン層をさらに広げよう』


きょうの注目記事

プロ野球開幕について、東京・読売両紙が社説を掲載しています。


【「東京新聞」『プロ野球開幕 女子力で未来を拓く』

『球春再来。ペナントレース開幕は、春本番を告げる風物詩。八十年の歴史を
刻んだプロ野球は、すっかりこの国の文化になった感がある。八十一番目の
新しい足跡を、ファンと一緒に残したい。』

『人気低迷と言われながらも昨年は、セ、パ合わせて、二〇〇五年以降、最多
の観客動員を記録した。中でも広島とオリックスは、前年に比べそれぞれ約二割
ずつ、動員数を伸ばしている。優勝したチームより、優勝を争ったチームの方
が増えている。』

『人気復活は本物か。巨人人気、テレビ中継に頼らずに、上向きをどう維持
するか。そのキーワードはこの国全体と同様に、女子と地域ではないか。』

『広島の観客増は、「カープ女子」を抜きには語れない。
 関東の若い女性を新幹線代球団負担で広島の本拠に招く観戦ツアーが話題を
呼んだ。
 当日限定品が豊富なカープグッズも女性たちの人気の的だ。
 「カープ女子」の存在自体が"看板"になり、球場に新たなファンを引き
寄せた。
 十二球団唯一親会社を持たない独立採算球団が試みる、独自の経営努力の
たまものだ。』

『数年前の八百長メール問題でどん底を見た大相撲を、蘇生させたのも女子力
だった。』

『日本相撲協会の女性職員(32)が「国技館のテーマパーク化」を目指して、
ツイッターで土俵外の力士の様子を発信し始めた。それを見た女子たちが、
相撲という文化に興味を覚え、国技館に足を運んで勝負の面白さを知った。』

『「スージョ」と呼ばれる若い女性ファンたちは、ただ見るだけではもの足ら
ない。人気力士に"お姫さま抱っこ"をしてもらえるというイベントには、
定員の千倍を超える応募が殺到した。柔軟な女子の発想力が、ファンと力士を
ぐんと近づけた。』

『高度な技術、全力プレーは当然のこと。観客増のかぎをにぎるのは、新鮮な
付加価値だ。プロ野球も国技の変化にならいたい。』

『地上波ゴールデンタイムのテレビ中継枠が減り、"全国区"の人気は保ち
にくい。巨人以外の球団は、これをチャンスと考えたい。』

『大リーグの高額年俸を蹴って古巣広島に戻った黒田博樹投手に対する地元
ファンの歓迎ぶりはすさまじい。』

『各球団が地元ファンとの距離感をどれだけ縮められるのか。今季の見どころ
の一つである。』


【「読売新聞」『プロ野球開幕 ファン層をさらに広げよう』

『プロ野球が開幕を迎えた。球春到来である。』

『日本野球機構の今季のスローガンは「この1球に未来を懸けて」だ。』

『2020年東京五輪で野球・ソフトボールの復活が期待されている。迫力
あるプレーでより多くのファンの心をつかみ、機運を盛り上げていきたい。』

『世界野球ソフトボール連盟が主催する新たな国際大会「プレミア12」が、
11月に日本と台湾で開催される。選手にとっては、ペナントレースで好成績
を残すことが、日本代表「侍ジャパン」のメンバー入りにつながろう。』

『セ・リーグでは、巨人が4連覇を目指す。球団創設80周年の阪神などが、
どう立ち向かうか。パ・リーグでは、昨季の日本一に輝いたソフトバンクに、
大型補強をしたオリックスなどが挑む。』

『12球団のうち、5球団で監督が交代した。新指揮官の采配からも目が離せ
ない。』

『広島の黒田博樹、ソフトバンクの松坂大輔両投手らが、日本球界に復帰した。
米大リーグで培った円熟のプレーを見せてほしい。昨季、最年長勝利のプロ
野球記録を更新した中日の山本昌投手は、50歳のシーズンとなる。』

『日本ハムの大谷翔平投手の「二刀流」が、どこまで進化するかも楽しみである。』

『巨人の岡本和真選手、楽天の安楽智大投手ら、期待の新人も入団した。
次代の野球界を背負って立つ選手に成長してもらいたい。』

『セ・リーグの昨季の観客数は、前年比で3・4%増加した。パ・リーグも
4・0%増えた。』

『目を引くのは、広島とオリックスだ。前年よりもそれぞれ21・7%、18・
4%の大幅増だった。観戦ツアーの実施などで、「カープ女子」「オリ姫」と
呼ばれる女性ファンを獲得したことが、観客増の大きな要因だろう。』

『首都圏を本拠地とする巨人、DeNA、ヤクルト、ロッテ、西武の5球団は、
「野球女子倍増プロジェクト」を始めた。』

『各球団が、プロ野球を観戦したことのない女性を球場に招待し、野球の醍醐味
を味わってもらうという。グラウンドに入って練習を見学する企画などもある。』

『この5球団は、公園で親子や友達同士がキャッチボールを楽しもうという
催しも開いている。』

『女性や子供に野球の魅力をアピールし、ファン層を拡大することは、野球界
の発展のために欠かせない。球場に足を運んでもらえるよう、12球団が一体
となって、サービス向上に知恵を絞りたい。』


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最近、プロ野球をとんと観なくなりました。

以前は、首都圏では毎日のようにゴールデンタイムに巨人戦をTV中継して
いたものでしたが、今はそれもないようです。

しかし、
『人気低迷と言われながらも昨年は、セ、パ合わせて、二〇〇五年以降、最多
の観客動員を記録した。』(東京紙)
『セ・リーグの昨季の観客数は、前年比で3・4%増加した。パ・リーグも
4・0%増えた。』(読売紙)
と、いうように、観客は増えているんですね。

両紙とも、「女子」に注目しています。

確かに、いつまでも、ONを観て育った私のようなオヤジを相手にしていたの
では仕方ないのでしょう。


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今回のテーマは、【プロ野球に興味はありますか?】です。


編集後記

私は、プロ野球は球団というよりも、選手で応援するほうです。
好きな選手がいるチームを応援しますので、けっこう贔屓のチームが変わります。

このところ、贔屓の選手がいなかったので少しプロ野球から遠ざかっていまし
たが、今年は応援したい選手ができました。

広島カープに復帰した、黒田投手。
高額年俸よりも「最期はカープで」という想いで帰ってきたと聞きます。

また、その黒田投手の背番号「15」を、ずっと空けて待ち続けていた広島球団。

両者に男気を感じます。

というわけで、今年は「カープ女子」ならぬ「カープ親父」として、広島カープ
を応援しようと思っています。

さすがに球場まで足を運んだり、赤いユニフォームを着込んだりまではしません
けど...。

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