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なぜ、東京でオリンピックなのか

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年2月15日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『環境立国 緑の投資で日本の改造を』
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【読売新聞】
『住基ネット 違法状態は早期に解消せよ』
『五輪招致 東京に再び聖火をともしたい』
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【朝日新聞】
『ローマG7―保護主義封じへ結束を』
『柏崎刈羽原発―石橋をたたく再起動に』
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【産経新聞】
『温室ガス中期目標 数値の背比べは国益失う』
『ヒラリー来日 対北朝鮮で日米韓結束を』
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【東京新聞】
『週のはじめに考える 『上から目線』と論説』
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【日経新聞】
『同時不況と保護主義の克服へ行動急げ』
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

昨日付「日経新聞」『東京五輪を環境立国のバネに』
本日付「読売新聞」『五輪招致 東京に再び聖火をともしたい』
の社説。


日経。
『最後は都民、国民の盛り上がりがカギになる。スポーツの振興はもちろん、五輪開催を環境に優しい都市の創造、さらには「環境立国」に向けた大きなバネにしたい。』


読売。
『読売新聞の最新の調査では、五輪開催に賛成する人が74%に達した。徐々に期待が高まっているようだ。支持のすそ野をさらに広げ、アジアで初となる2度目の開催にこぎ着けたい。』






以上、両紙社説の結び部分のみ掲載した。

社説の内容は両紙とも、「何としても東京オリンピックを開催させましょう」というものであるが、「なぜ東京でオリンピックなのか」という説明が弱いように思う。

読売に、
『今回の五輪は何をもたらすのか。招致委員会は五輪開催による経済効果を約3兆円と推計しているが、より具体的にメリットを示す必要がある』
とあるが、読売紙自身も、開催を呼びかけている以上、自らが考えるメリットを主張してもいいのではなかろうか。

開催するメリットについては以前、産経新聞などでその意義を主張しており、弊誌でも取り上げた。

その時にも書いたことだが、五輪招致については、それを望む側がもっと「なぜ開催すべきなのか」「どういうメリットがあるのか」など、アピールする必要があると思う。

両紙とも東京での五輪開催を望むのなら、「なぜ、東京で開催すべきなのか」という点についても主張したほうがよいのではなかろうか。

単に「東京でオリンピックを!」では、開催にあまり関心のない人や、否定的な人には伝わらないものと思う。

少なくとも、両紙にとっては何がしかのメリットがあるんだろう、とは感じるが。


【今日の雑感】

以前にも増して、この頃、新聞の政治面が面白くなってきました。
前にも書きましたが、連載小説よりも楽しめます。

昨日も書きましたが、小泉元首相の登場は、本当に絶妙のタイミングです。
このあたりは、天性の感覚によるものなのでしょうか。

良くも悪くも、どうすれば大衆やマスコミが喜ぶかということを熟知した方だと思います。

一時はもうダメかと思われた中川元幹事長が復活してきた感もありますが、今となってはこれも、あらかじめ仕組まれた戦略のようにさえ思えてきます。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年2月15日






















締切:2009年02月16日22時00分

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