自殺者の増加について
【国内主要６紙の本日の社説】
2009年４月４日
（以下、掲載順は日々変更）【朝日新聞】
『Ｇ２０合意 これは出発点に過ぎぬ』
『プロ野球開幕 新たな名勝負が見たい』
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【産経新聞】
『金融サミット 危機脱却へ約束の実行を』
『朝日襲撃事件 新潮社は説明責任果たせ』
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【東京新聞】
『米自動車再建 モノづくりの復権を』
『セパ同時開幕 野球の力を見せてくれ』
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【日経新聞】
『米ロは大幅な核軍縮を関係修復の証に』
『理念かすむ公務員制度改革』
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【毎日新聞】
『Ｇ２０サミット 地球規模の解決へ前進』
『自殺者３万人 救える命を助けよう』
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【読売新聞】
『憲法世論調査 改正論議を再活性化すべきだ』
『公務員法改正案 幹部人事はうまくいくのか』
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独断と偏見はご容赦！【最近の社説の、ここに注目】
本日付「毎日新聞」
『自殺者３万人 救える命を助けよう』の社説。
こう書くと非難を受けるかもしれないが、私は必ずしも自殺否定論者ではない。
もちろん、賛成、或いは推進論者ではないが、「自ら死を選ぶ」という意思を尊重したいという気持ちもある。
誤解を承知で言えば、私自身も、自殺願望が頭をもたげてくることがある。
『自殺は人生最大の決断であるはずなのに、自殺者の行動は不可解で、必ずしも確固たる決意や計画があるわけではない、といわれている。』
の一節。
一口に「自殺」といっても、全責任を背負った覚悟の自裁から心の病、はては「生きててもいいことないから死んじゃおう」というようなものまで、その理由は多岐にわたる。
まずは、死の一線を踏み越えるに至った理由の分類をし、その理由ごとに対策を考えてみたらどうだろうか。
「経済的理由」とか「病苦」だとかいうものではなく、もっとその人の心理に迫った理由の解明である。
亡くなってしまった方からそうした理由を聞くことはできないが、遺書やそれまでの様子、或いは未遂に終わった方々からの話などから推察することはできるだろう。
『遺族の悲しみ、苦しみの実態も広く伝えて抑止につなげたい。』
の一節。
これは、必ずしも、自殺しようとする人全てに対する抑止にはならないような気もする。
「自分が必要とされていない」「愛されていない」と悩む人には効果的かもしれない。
しかし、自分自身の苦しみを周囲にわかってもらいたくて...、もっと言ってしまえば、周囲の人たちを苦しめたくて自殺に走る人には、逆効果かもしれない。
「私が悲しい思いをするのは嫌だから、あなたはもっと苦しみ続けて」
死を考えている人には、そう受け取られる危険性もないだろうか。
『自殺者の７割を男性が占め、自殺率でも上昇が目立つのに、女性はさほどではない理由なども不明だ』
の一節。
個人的には、わかるような気がする。
このあたり。
わかる人には言わずともわかるだろうが、わからない人にはどう説明してもわからないだろう。
『本当は死にたくない人がたくさんいるはずだ。救える命を結果的に見捨てることがないように、英知を結集して対策強化を図りたい』
の一節。
これはその通りだと思う。
まずは、こうした人を救うところから力を入れるべきだろう。
今日の雑感
弊誌配信方法についてのアンケート。
「日付しばり」がなくても可という方が、８４％でした。
しかし、違う見方をすれば、従来通りの配信を希望される方が１６％いらしたことになります。
基本的には、これまでのスタイルを維持するように努めます。
ただ、あまりに編集が非効率になる場合については、申し訳ありませんがその見極めを従来よりも早めにして、翌日に配信するなどさせていただこうかと思います。
また、「該当記事への直リンク」のご希望がありました。
このあたり、解釈が難しいのですが、「個別記事へのリンク」を原則禁止しているサイトもあります。
直接リンクしかできない場合は別ですが、基本的にはこれまでどおり、「当該サイト社説コーナーへの誘導」という形にさせていただこうかと考えております。
以上、今後ともよろしくお願い致します。
【本日、あなたが最も共感しなかった社説は？】
2009年４月４日
締切：2009年04月05日22時00分
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