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NHK番組改変問題について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年5月1日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『新型インフル 高齢者には特に配慮を』
『オバマ政権100日 変革への布石打てたか』
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【日経新聞】
『国内の感染発生にもうろたえぬ対応を』
『日中は危機を共有できたか』
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【毎日新聞】
『警戒レベル5 迅速的確な情報提供を』
『日中首脳会談 トップ交流は大切だが』
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【読売新聞】
『フェーズ5 国内侵入前提で備えを急げ』
『日中首脳会談 上滑りする戦略的互恵関係』
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【朝日新聞】
『新型インフル 長期戦の覚悟を持とう』
『IT摩擦 中国市場力の輝きと脅威』
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【産経新聞】
『新型インフル 毒性を見極め臨機応変に』
『NHK番組 自主的な検証が不十分だ』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

4月30日付「東京新聞」『NHK番組改変 自主・自律は生命線だ』
5月1日付「産経新聞」『NHK番組 自主的な検証が不十分だ』
の社説。


価値観の異なる両紙。
共に、「自主・自律」或いは「自主的な検証」の必要性を主張しているが、その対象が全く違う。

東京紙では、それが「政治家」であるのに対し、産経紙では「BPO」となっている。


産経社説に、
『山口県光市の母子殺害事件の裁判をめぐる報道について「(被害者側に立った)一方的で感情的な放送は視聴者の不利益になる」との意見書を出した』
『これが公正な意見といえるのかどうか。検証委の結論には引きずられすぎない方がよい』
『BPOの意見にとらわれず、NHK自身が視聴者の立場で番組を真摯(しんし)に検証することが大切だ』
と、いう箇所がある。

そう言いたい気持ちもわからなくはないが、仮にも「公的第三者機関」である。

その意見を「聞くな」とは、言っていいことなのだろうかと思ったりもする。


光市の件については以前にも書いたことがあるが、
『(被害者側に立った)一方的で感情的な放送は視聴者の不利益になる』
という考え方には、個人的には共感できる。

この事件については、私も死刑判決に賛成だ。

しかし、私を含め世の中のほとんどの人が、この事件を直接見聞きしたわけではないし、裁判の一部始終を直接傍聴したわけでもないだろう。

事件発生からこれまでの経緯についての情報は、全てマスコミを通じて知り得たもののはずだ。

つまり、「死刑で当然」と判断する根拠となる情報が人々に届くまで、そこには多少なりともマスコミの価値観・意向が加味・反映されていることになる。

特に、もうすぐ裁判員制度が始まる。

裁判員が、マスコミから得た情報に強い影響を受けたまま被告人を裁くということも、充分あり得ることだ。

そして、それがあまりに顕著になると、今度は「報道規制」などということになるかもしれない。

やはり、『一方的で感情的な放送は視聴者の不利益に』つながることにならないだろうか。


今日の雑感

もうお休みに入っている方もいらっしゃると思います。
明日から連休という方となると、もっと多いことでしょう。

せっかくの大型連休ですが、新型インフルエンザの動向が気になります。

場合によっては、イベントの中止や遊興施設の休業、或いは交通機関などにも影響が及ぶかもしれません。

大事に至らないことを、願うのみです。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年5月1日




























締切:2009年05月02日22時00分

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