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新型インフルエンザについて

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年5月10日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『国内で感染確認 長期戦に備え基本策を』
『党首討論 大きな節目となるのか』
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【読売新聞】
『国内初感染者 冷静に拡大を食い止めよう』
『マンガ産業 国際化時代の戦略が必要だ』
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【朝日新聞】
『新型インフル 早期発見で広がり防げ』
『米ロ核軍縮 まず冷戦思考に決別を』
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【産経新聞】
『新型インフル 問われる危機への対応力』
『米銀資産査定 抜本処理のプロセス急げ』
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【東京新聞】
『週のはじめに考える 日本人の『自分探し』』
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【日経新聞】
『国内の二次感染に備え冷静な対応を』
『民需開拓促す宇宙戦略に』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

このところ、新型インフルエンザについて書かれた社説が多くある。
国内感染者発生前の記事もあるが、各紙、最新のものを見てみたい。

国内感染者が発生した今、対処方法なども掲載されているので目は通しておきたいところだ。

こうなってしまうと、「水際作戦」はあまり効果がないという話も聞く。

しかし、その点については、日経紙の、
『感染が広がる速さを今の日本の医療態勢で対処できる程度に抑えられるかどうかだ。水際対策はまさにそれが目的だ』
が、その答えになっているだろう。


読売紙に、
『ウイルスは今のところ弱毒性と見られており、発症者の大半は軽症のようだ。タミフルの治療効果も高い』
との一節がある。

いっそのこと、重篤な症状に陥る可能性ある人への感染のみ徹底的に防ぎ、健康な人には早めに感染させてしまったほうがいいのでは?などというシロウト考えも思い浮かぶ。

そうすれば免疫ができ、季節性インフルエンザと大差がなくなりそうだからだ。

しかし、東京紙の、
『多数の感染者が発生すれば多くは軽症で済んでも重症者が増える』
『現時点で重症度が低くても、人から人への感染を繰り返しているうちに高まる可能性もある』
の一節が、その愚考への答えとなっている。


赤旗の、
『インフルエンザは寒くて乾燥した時期に広がりやすい病気です。南半球ではこれから本格的な冬です』
の一節も、わりと盲点ではないだろうか。

「これから夏になるので...」とは、北半球での話だろう。

オーストラリアやニュージーランドなどでは、むしろこれからのほうが怖い。


そういう意味では、公明新聞の、
『途上国への医療支援も欠かせない。(中略)衛生状態がよくない途上国に感染が広がると、事態は一層深刻化し、ウイルス変異を起こす恐れもあるからだ』
の一節も、重要だろう。

各国とも、自国内の感染だけ注意していればいいというものでもないかもしれない。


今日の雑感

遂げたる恋は、ひとときよ。
遂げざる恋は、墓場まで。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年5月10日












締切:2009年05月11日22時00分
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