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防犯カメラ設置におけるルール作りについて

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年7月6日

(以下、掲載順は日々変更)

【朝日新聞】
『温暖化防止 この新法を生かしてこそ』
『防犯カメラ 使いこなす仕組み作ろう』
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【産経新聞】
『静岡県知事選 浮足立たず敗因分析せよ』
『グーグル図書館 時代に合わせた法整備を』
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【東京新聞】
『静岡知事選 変化求める民意を聞け』
『未認定救済合意 水俣病は終わらない』
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【日経新聞】
『静岡知事選の敗北で首相は一層窮地に』
『憲法審査会を参院も速やかに』
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【毎日新聞】
『静岡知事選 「交代」志向がここまで』
『イラクとイラン 転機を危機にせぬよう』
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【読売新聞】
『自民「静岡」敗北 首相はさらに窮地に立った』
『幻の世界新 水着に翻弄されない戦いを』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

6日付「朝日新聞」
『防犯カメラ 使いこなす仕組み作ろう』の社説。


個人的にも、防犯カメラの設置には賛成だ。
犯罪の抑止効果や、犯人検挙を期待するからだ。


『公共空間に設けられる防犯カメラについて、そろそろ国レベルで最低限のルール作りを検討してはどうか』
との一節。

国レベルかどうかは別として、一定のルール作りは必要だろう。

個人的にも数年前、自宅マンションの理事長をしていた時に、マンションに防犯カメラを数台設置した。

その際にも、「映像の保存期間」「映像再生時の第三者立会い」「映像閲覧権限の制限」などの取り決めを行った。

映像データ流出防止も含めたこうしたルール設定は、必要だと思う。


『プライバシーの侵害』については、どうだろう。

自宅マンションならば、当然留意する必要はあろう。

また、繁華街など公共の場に設置した場合でも、個人の居住空間が映りこんでしまうなどということは避けなければならないだろう。

しかし、「公共の場の撮影」に限定された場合についてはどうなのだろう。

「公(おおやけ)の場」は「私的空間」ではないのだから、当然、誰に見られても構わないような行動を心がけるべきではなかろうか。

上述したようなルール作りは必要だろうが、それ以上、ことさら「プライバシー」を強調する必要はないものと、個人的には考える。


今日の雑感

最近は観なくなりましたが、数年前まで、日曜朝に放送されている「戦隊ヒーローもの」をよく観ておりました。

私も「ゴレンジャー」くらいは見ておりましたが、どうも当時から「5人で1人の敵をやっつける」という設定に違和感があったものです。

以前、戦隊モノのヒーローが番組の中で「なぜ複数なのか」ということについて、
「突出した能力を持ったものが一人だけだったとしたら、もしもその一人が間違った方向に進んでしまった場合、誰も止めることができなくなる。だから複数いるんだ」
という意味のことを話していました。

それが教育上どうなのかはさておき、「クリント・イーストウッド」や「ブルース・リー」を例に挙げずとも、やはりヒーローには1人で複数の敵に立ち向かい、そしてそれを撃破する強さを持っていてほしいという想いが、個人的にはあります。


しかし、「ゴレンジャー」はともかく、最近の戦隊モノには、どうも「オトナの事情」が深く関わっているような気がしてなりません。

当然のことながら、番組開始時から登場する複数のヒーロー、及び彼らの所持する各種アイテムや武器、乗り物などは、オモチャとして発売されます。

これが昔の「仮面ライダー」であれば、その人形とせいぜいが「サイクロン号」「変身ベルト」くらいなものだったのですが、今では主人公だけで3~5人、そして、その各々が変身用アイテムやら武器やら乗り物やらを所持し、更には乗り物が合体して変形するロボットまで登場します。

しかも、最近の事情はわかりませんが、数年前の戦隊モノには「ある程度のタイミング」で必ず新しいキャラクターやアイテムが登場したのですが、この「タイミング」...特に、主役を凌駕するような強さ、そして主役陣の仲間となるような魅力的なキャラクターの登場するタイミング...、これが実に絶妙なのです。

例えば、当時よく観ていた「デカレンジャー」における「デカブレイク」、そして「マジレンジャー」における「マジシャイン(だったか?)」共、なぜか必ず今くらいの時期(7月上~中旬)...「夏のボーナス時」に登場するのです。

他の新キャラクターやアイテムについても同様。
「子供の日」前などに登場し、決して「何のイベントもない給料日前」などには登場してきません。

そして言うまでもなく、新キャラクターについても同様に多数のオモチャが発売されることとなるわけです。


それだけではありません。

新キャラクターが登場すると、その日の番組中のCMで早速そのオモチャが宣伝され、番組終了後、近所の大手スーパーなどにでも買い物に行けば、オモチャ売り場の「ちょうど子供の視線の高さ」にそのオモチャが陳列されているという、実に見事な連係プレーが展開されるのです。

もし今でもこうした現象に変わりないとしたならば、この時期、住宅ローンのボーナス時返済増額と、「オモチャ買え~!」と泣き叫ぶ子供の板挟みとなる親御さんも決して少なくないかもしれません。


ちなみに、それならば「冬のボーナス時」「クリスマス」「年末年始」にはさぞ魅力的な新キャラが登場してきそうに思うのですが、なぜか「夏のボーナス時」ほどではないようです。

今は知りませんが、当時の戦隊モノは、番組開始が1~2月頃。

開始当初に売れ行きを誇ったオモチャの売上が沈静化する、「カネはあるけどイベントがない」夏のボーナス頃に魅力ある新キャラを登場させて売上を回復させ、何もせずとも売れる12月頃には、新番組開始にあたって「現キャラの在庫一掃」を図る...。

そんな思惑が感じられてしまうのですが、このあたり、あながち邪推でもないんじゃないでしょうか。


これが、日本経済回復の一助ともなるならば大いに結構なところですが、ごく一部の大企業のエラい方々のフトコロのみを潤すに過ぎないことだとするならば、ある意味、「ショッカー」以上の狡猾さを感じてしまいます。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年7月6日













締切:2009年07月07日22時00分
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