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「空き家」を介護問題の解決に使う

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年5月9日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『英総選挙 伝統の2大政党制に試練の時』
『深海原油流出 安全策伴った海底資源開発を』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『北朝鮮問題 中国の重い責任と役割』
『空き家活用 地域の力と知恵で生かす』
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【産経新聞】
『世界同時株安 欧州は危機打開へ総力を』
『大銀杏再生 倒壊が生んだ新たな希望』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『金総書記訪中 危機に日中韓は連携を』
『英総選挙 揺らいだ二大政党制』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『国際協調待ったなしの欧州発金融危機』
『英選挙が示す日本への教訓』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『英国「宙づり議会」 打開の知恵注目したい』
『論調観測 普天間問題 透ける「政治主導」の実体』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『憲法改正案と過去の清算、80年クーデター』(Milliyet紙)
『社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加(上)』(Mardomsalari紙)
『社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加(中)』(Mardomsalari紙)
『社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加(下)』(Mardomsalari紙)
『シリアの砂漠の中で1915年4月24日をおもう』(Radikal紙)
『北キプロス大統領選挙結果がもたらすもの』(Milliyet紙)
『イノニューダヴトオール、歴史と再現』(Radikal紙)
『アラブ内相会議』(al-Quds al-Arabi紙)
『国民的決意もあって、チャハール・シャンベ・スーリーでの事件件数が減少』(Jam-e Jam紙)
『危険なチャハール・シャンベ・スーリーを防ぐためには』(Jam-e Jam紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『冷戦思考との決別』
ワシントン・ポスト(米) 『中東和平交渉の再始動』
デーリー・テレグラフ(英) 『ドイツはギリシャ救済を渋るな』
ルモンド(仏) 『「核のない世界」と米仏』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『戻ってきた中華帝国』
南ドイツ新聞(独) 『「ユーロ・ナショナリズム」』
コリア・ヘラルド(韓国) 『中国への依存を深める北朝鮮』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『鳩山首相の後退』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『ギリシャ国内の分裂』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

8日付「毎日新聞」『長命社会 都市の高齢化を希望に』
9日付「朝日新聞」『空き家活用 地域の力と知恵で生かす』
の社説。


『(墨田:編者注)区内には空いている店舗やアパートがたくさんある』(毎日紙)

『住宅全体の13%を占める756万戸が空き家で、5年前より15%増えている。空き家率は特に大都市圏以外で高く、20%を超す県もある』(朝日紙)

ニュアンスに若干の違いはあるが、空き家が多くなっていることには変わりはないようだ。


毎日紙は「長命社会」についての論評だが、「空き家」というキーワードで朝日紙にリンクする。

両紙に共通している話題は、「空き家を介護問題の解決に使う」ということだ。


『空き物件を改装して生活困窮者や高齢者に24時間体制で寄り添う「支援付き住宅」を試みている』

『古いアパートを改築した「ふるさと晃荘」には18人の高齢者が暮らしている。生活保護で部屋代や食事代を賄うため居室は狭いが、すべて個室で空調付きだ』

『若い職員を中心に勤務体制を組み、訪問医療や看護など必要な医療や介護サービスを使って入居者の生活を守っている』
(以上、毎日紙)


『(宮崎:編者注)市内に3軒ある「かあさんの家」では、がんや認知症、腎不全といった病気をかかえるお年寄りが5~6人ずつ、ヘルパーたちの支えを受けて暮らしている』

『空き家だった30坪ほどの民家をNPO法人が借り、家具や食器はできるだけそのまま使う。昼は2人以上、夜は1人のスタッフが世話をするほか、医師の往診や、訪問看護を受ける』
(以上、朝日紙)

なかなか良い発想ではないだろうか。


『医療や介護は雇用の受け皿だけでなく、高度技術が集積した付加価値の高い成長産業としても期待される。高齢者の経験や知識を活用してビジネスチャンスの拡大に乗り出す企業もある』(毎日紙)

『全国で空き家が増えている。老朽化して危険なものを除き、地域の活性化や福祉のためにもっと活用する道があるのではないだろうか』(朝日紙)

このあたりに、新たなビジネスや介護システムを生み出すヒントがあるかもしれない。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

7日分の弊誌「注目社説」コーナーについて、t.hさんからメールをいただきました。


>『確かに民主党の政権公約(マニフェスト)には「米軍再編や在日米
>軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」としか書かれていな
>い。「県外」はおろか、普天間という言葉もない。』

 民主党の政権公約には、明確に、「沖縄を独立させる為に、米軍を縮小
していく」と記載されています。

 民主党政権公約 

 今回の普天間問題も、この公約に沿って起こった事だと思います。


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メールいただき、ありがとうございます。

当日、「注目社説」コーナーでご紹介した、
民主党の「沖縄ビジョン」】(PFD)
は、2008年に上記を改訂したものということになります。

通常、民主党の政権公約(マニフェスト)というと、これを指すものと思います。

弊誌では、「沖縄ビジョン」を「党是」という位置づけにしましたが、公約と受け取られても仕方ないものかもしれません。


ところで、「学べば学ぶにつけ海兵隊の必要性を理解した」と発言した鳩山首相。

ならば、不勉強なまま作成したこの「沖縄ビジョン」も、白紙撤回ということでよろしいのでしょうか。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年5月9日













締切:2010年05月11日22時00分
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