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受精卵の取り違えについて

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年2月21日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『受精卵取り違え 生殖医療の監視体制が必要だ』
『カンボジア 特別法廷で大虐殺にけじめを』
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【読売新聞】
『海兵隊移転協定 民主党の対応が問われる』
『不妊治療ミス 「命」の管理がずさん過ぎる』
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【朝日新聞】
『受精卵取り違え―命を扱う緊張感忘れずに』
『防衛省不祥事―「組織防衛」省では困る』
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【産経新聞】
『春闘 雇用維持が最優先課題だ』
『受精卵取り違え 安全対策の徹底を求める』
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【東京新聞】
『受精卵取り違え 安全管理軽視のツケだ』
『ポト派法廷 『狂気の解明』後押しを』
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【日経新聞】
『「かんぽ」撤回が映す民営化後退を憂う』
『信頼かかる柏崎原発の再開』
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

受精卵取り違えについて、各紙社説を見てみる。


人の新たな生命が、テーブル上の作業によって誕生している...。

知識としては、これまでも漠然とではあるものの知っていたが、あらためてこう聞いてみると、なんともいえない気分になる。


少子化が問題となっている。

その対策として、妊娠可能なカップルが子どもを産み育てやすくするためのものだけでなく、子どもが欲しくてもできないカップルのための対策も充実させるべきだと、以前から主張してきた。

そういう意味からも、国、学会、病院、医師など、不妊治療にもっと真摯に取り組んでほしい。

読売紙に、
『不妊治療は患者自身の命がかかわることが少ないために、他分野の医療事故を教訓として生かしていない面がありはしまいか』
とある。

医療に限らず何であれ、「誰か犠牲者が出なければ本気で取り組まない」という気がしてならない。

犠牲者が出てからでは遅いのだ。


また、複数の社説が、「他にもこうした事例があるのでは」との懐疑的な見方をしている。

体外受精その他、人工的な方法で誕生した人が、後年「自分の出生の秘密」を知らされているのか、私にはわからない。

しかし、他の誰かと取り違えられても不思議ではないようなずさんな環境のもと、自分の命が作業台の上で誕生したということをもしも当人が知ったとしたら、その人の心中はいかばかりだろう。

子どもを望むカップルだけではなく、生まれてくる子どもの人生をも考える必要があろう。


朝日紙に
『疑問を感じた医師が調べ直し、取り違えの可能性に気づいた』
東京紙に
『この病院の隠蔽(いんぺい)体質も厳しく問う必要がある』
と、ある。

確かに、公表という点については、隠蔽といわれても仕方ないだろう。

しかし、医師が取り違えの可能性に気付き、それを患者夫妻に告げたという点については、よく伝えたものともいえる。

本当のワルなら、「黙っていればわからないかも」と、そのこと自体を隠蔽してしまった可能性さえあったかもしれない。

医師や病院を厳しく問い詰めることも必要かもしれないが、それがあまりに度を超すと、更なる隠蔽体質を生み出してしまう危険性もある。

とりあえずここは、善後策を講じることが急務だろう。


【今日の雑感】

この頃、以前にも増して働いております。

週あたり、10時間以上の増加。
大きな声では言えませんが、過労死基準のレベルです。

このご時勢だからでしょうか。
最近、仕事があるということ・できるということに、とても感謝する気持ちになっています。

ますます「ワーカホリック」が度を増した、というところでしょうか?


それでは、さぞ毎日大変だろうと思いきや...。
意外にも、これまでとさほど変わっておりません。

元々、グズな私。
かえって、「どうすればムダを省けるか」など、日常生活を見直すようになりました。

自分自身のことや、家族のことなど、いろいろとバランスは考えつつも、しばらくはバリバリ働きたいと思っております。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年2月21日




























締切:2009年02月22日22時00分

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