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産経紙から見る、米中戦略対話

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年8月3日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『米中戦略対話 見直される「日米同盟」力』
『少子化公約 財源と公平性に説得力を』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『09年衆院選 雇用の未来像を示せ』
『NPOバンク 伸び始めた芽を摘むな』
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【日経新聞】
『男女共同参画のスピードをあげよ』
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【毎日新聞】
『09衆院選 マニフェスト 検証サイクルの定着を』
『犯罪情勢 頼れる警察の復権急げ』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『最低賃金 まだ残る生活保護との逆転』
『海外の感染症 かからぬよう十分に注意を』
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【朝日新聞】
『次世代送電網 「スマート」に低炭素を』
『ラグビーW杯 さあ、日本にやってくる』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

3日付「産経新聞」
『米中戦略対話 見直される「日米同盟」力』の社説。


この件で、唯一社説がなかった産経。
「日本を差し置いて『G2』などと言いやがって」との気持ちがあったのかとも邪推していた。

それだけに、どのような内容なのか、興味がある。


各紙、様々な見方をしているのは、先日弊誌で書いたとおりだ。

産経紙では、
『初の戦略経済対話は、経済面の政策協調や軍事交流再開などで合意があったものの、外交・安保面の実質的成果は乏しかった』
と、評している。


『オバマ大統領は「米中関係が21世紀を形成する」と持ち上げてみせた』
との一節。

7月30日付の東京新聞社説に、
『実際には大統領は「米中両国の関係が二十一世紀を形づくり、それは世界のいかなる二国間関係に劣らず重要だ」と述べている』
と、書いてあった。

産経紙もそうだが、「それは世界のいかなる二国間関係に劣らず重要だ」の部分を省略している記事・社説などが多く見受けられる。

このあたり、「情報操作」的な意味合いがあるのだろうか。
この一文があるとないのとでは、微妙に印象が違ってくる。


『米国内に「価値観の異なる米中の連携は幻想」との意見がある』
との一節があるが、私も本当の意味での連携は難しいのではないかと思う。

そういう意味で、結びの、
『日本もいたずらに「G2論」に流されず、米国と緊密に連携し、日米中関係を主導していく戦略的外交を進めるべきだ』
との一節。

私も、『米国と緊密に連携』するかどうかはともかくとして、『日本もいたずらに「G2論」に流され』ない『戦略的外交を進めるべきだ』と思う。


ちなみに、これが「巨大財閥による日本乗っ取り戦略対話」だというのならば、「日本民族裏切り」も何も、日本は既に片一方の財閥に乗っ取られているという見方のほうが、まだ筋が通ると思う。


今日の雑感

ロックフェラーとロスチャイルドという2大財閥が、世界を動かしているという説があります。

この説、どう思われますか?


少なからず影響を与えているということはあるのかもしれませんが、「それが全て」となると、どうなのでしょう。

少なくとも、市井の一般人が口に出来るようなことが、「世界の裏に秘められた真実」であるようには思えないのです。


もしかしたら本当に、政治家生命や人の生命そのものを奪えるような闇の権力というものが存在しているのかもしれません。

しかし、もしそのようなものが存在していたとしたならば、おそらく巷間の話題にのぼるようなことなどないように思います。


「ロックフェラー」で検索しただけで、陰謀だの何だのが、たくさんヒットします。

それでも、それが「世界を動かす根源の全て」なのでしょうか。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年8月3日












締切:2009年08月04日22時00分
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