核兵器廃絶に向けた、感性と論理の訴え
【国内主要6紙の本日の社説】
2010年8月8日
(以下、掲載順は日々変更)【東京新聞】
『週のはじめに考える 小夜啼鳥のメッセージ』
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【日経新聞】
『(ニッポンを一歩前に)ソフト面に知恵絞り新興国需要を拓け』
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【毎日新聞】
『学力テスト 実効ある活用に工夫を』
『論調観測 所在不明高齢者 防止策をどう進めるか』
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【読売新聞】
『航空機民間転用 防衛基盤維持へ着実に進めよ』
『改正育児休業法 イクメンを誇れる職場に』
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【朝日新聞】
『国会のあり方 ねじれも生かす道を求め』
『甲子園開幕 君の夢を歴史に刻もう』
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【産経新聞】
『教員の選挙運動 教委は違法行為を許すな』
『ソ連対日参戦65年 「侵略の日」を心に刻もう』
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【中東メディア 最近の主な社説表題】
日本語で読む中東メディアより
『この国の、「人種差別主義」の現状・・・』(Radikal紙)
『クルド人と共存せねばならないのか?』(Hurriyet紙)
『このクルチダルオールでは何も解決できない』(Radikal紙)
『終わりなき犯罪』(Jam-e Jam紙)
『男女間の『秘め事』がもたらす被害について』(Jam-e Jam紙)
『イスラエルのアラブ系議員たちに強まる逆風、自由船団に乗船していたズアビー議員は議員特権を一部剥奪』(al-Quds al-Arabi紙)
『自由船団に乗船していたイスラエル国会のアラブ系議員、ガザ封鎖の解除を
訴え』(al-Quds al-Arabi紙)
【世界主要紙 最近の主な社説表題】
世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より
ニューヨーク・タイムズ(米) 『英国の医療制度改革』
ワシントン・ポスト(米) 『モスクの建設を認めた正当な決定』
デーリー・テレグラフ(英) 『イランの権力闘争』
ルモンド(仏) 『オバマ氏の逆説的賭け』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『雇用増大には適度な賃金政策を』
南ドイツ新聞(独) 『スローガンと野菜の間』
ストレーツ・タイムズ(シンガポール) 『イラク撤退後、どうなる?』
朝鮮日報 『米国によるイラン制裁要求』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『イスラエル軍とレバノン軍の銃撃戦』
【桐鳳オススメのニュースサイト】
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】
6日付「朝日新聞」
『原爆投下65年 連帯し核廃絶のゴールへ』の社説。
原爆忌については各紙とも社説として取り上げたが、個人的に、特に朝日紙に注目してみた。
それは、以下の一節によるものだ。
『オバマ氏が核兵器のない世界を唱えるのは被爆者と同じ動機からではないだろう』
『9・11同時テロのあと、核テロへの恐れが高まった。テロリストに核が渡る危険性が、安全保障上の大きな課題となってきた。「核がテロリストに渡れば核抑止論が働かない。核を廃絶した方が安全だ」というわけだ』
『「核兵器は絶対悪」という被爆者の人道上からの叫びとは、大きく隔たっている』
『そのために「感性と論理の訴えが必要だ」』
『被爆者の証言は核廃絶の必要性を人々の感性に呼び覚ます。それだけでは十分でない。冷厳な国際政治の場で核廃絶の必要性を論理的に説得できなければならない』
通常、核廃絶・核軍縮などということになると、「感性」と「論理」が明確に区別されていない主張や、どちらか一方の観点に偏るといったことなどが多いように思う。
『オバマ氏が核兵器のない世界を唱えるのは被爆者と同じ動機からではない』
とする朝日紙の主張は、共感するしないに関わらず、欠くべからざる視点といえるのではなかろうか。
メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております
今日の雑感
たとえば、「ゲンバクって、いつ日本に落ちたの?」と言うような人が、能天気に「カクヘイキ、ハンタ~イ」と言ったとします。
一方、核兵器や世界情勢その他について勉強に勉強を重ね、考えに考えぬいた人が、「日本も核保有についての議論が必要かもしれない」との結論に至り、それを問題提起したとします。
こうした場合でも、前者の主張を良きものとし、後者のそれをケシカランとしてしまうのはいかがなものだろうかと、個人的には思います。
日本国として「核廃絶」を主張することは、ある意味「義務」ともいえるものだと考えます。
しかし、議論や思想そのものさえも否定してしまうというのは、いかがなものでしょうか。
【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】
2010年8月8日
締切:2010年08月10日22時00分Powered By クリックアンケート