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菅新首相誕生について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年6月5日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『菅新首相 国の針路正し危機打開を ばらまき政権公約を撤回せよ』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『菅新首相が誕生 出直しの道筋を示せ』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『菅新首相は政策本位の政権運営目指せ』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『菅直人新首相 政治立て直す指導力を』
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【読売新聞】
『菅・新首相選出 日米同盟と経済を立て直せ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『菅新首相誕生 「市民」の力量が試される』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『自由船団に乗船していたイスラエル国会のアラブ系議員、ガザ封鎖の解除を訴え』
(al-Quds al-Arabi紙)
『イランとの合意の後に来るものは・・・』(Milliyet紙)
『ハサン・ジェマルとのインタビュー』(Milliyet紙)
『憲法改正案と過去の清算、80年クーデター』(Milliyet紙)
『社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加』(Mardomsalari紙)
『シリアの砂漠の中で1915年4月24日をおもう』(Radikal紙)
『北キプロス大統領選挙結果がもたらすもの』(Milliyet紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『イスラエルとガザ封鎖』
ワシントン・ポスト(米) 『ハイチの復興を脅かす危険』
ガーディアン(英) 『英新政権、アフガン戦略見直す時』
ルモンド(仏) 『イスラエル三重の大失敗』
ネーション(タイ) 『中国は朝鮮半島で国際責任を果たせ』
新京報(中国) 『なぜ鳩山内閣も「短命」だったのか』
人民日報(中国) 『「ガザ支援船」襲撃の影響』
ハンギョレ新聞(韓国) 『李明博政権への厳しい審判』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『ドイツの国際的役割』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

菅新首相誕生について書かれた社説を見てみる。


朝日紙が、
『菅新首相の登場には、昨年の政権交代にひけを取らないくらいの歴史的な意味合いを読み取ることができる』
『日本政治の新たなページである』
と、多大な期待を寄せている。

思えば、鳩山内閣発足時もそうだった。

その後、鳩山・小沢両氏が辞任に追い込まれると、この2人に全ての責任を負わせるかのような論調に転じたという印象が、個人的にはある。

菅氏も、当初は持ち上げるだけ持ち上げておいて、いざ民主党が危機となった際にはバッサリと切り捨てるようなことにならないだろうか、余計なお世話かもしれないが今から気になる。


『自民党所属歴がなく、二世議員でない首相就任は、一九九四年の村山富市氏以来、十六年ぶりだ』(東京紙)
とあるが、個人的にも村山氏とダブるところがある。

『ここ数代、ひ弱で資質が問われたリーダーたちとは異質のしたたかさを期待したい』(毎日紙)
という見方もできるが、読売紙に、

『社会民主連合から初当選し、政界入りした菅新首相は、「市民派」の政治家と言われてきた。確かに市民感覚も大切である』

『しかし、今後は、国家指導者として、国民の安全と安心を守り、国益を重視するという大局的、戦略的な視点からの政治運営に努めてほしい』

とあるように、今後はキレイゴトだけでは済まされない、「プロの政治家としての実力」も要求されるものと思う。

『自民党所属歴がなく、二世議員でない』ことが、「凶」と出る可能性も否定できない。

『小沢氏の影響力を排除することは当然である』(産経紙)
『重要なことは小沢氏の影響力を排除することである』(日経紙)
『民主党代表選の焦点は、(中略)小沢氏の影響力排除をどこまで示せるかにあった』(毎日紙)
『「脱官僚」の政治主導が機能しなかった総括も必要だ』(同)

以上のような論調の社説も多いが、そういう意味では、

『菅氏には小沢氏の政治力をうまく使いこなす力量も問われている』(東京紙)
『専門的な政策の立案や危機管理の面で、官僚組織は有用である。政治家は、官僚たちをうまく使いこなせるだけの能力と度量を磨いていかねばならない』(読売紙)
といった力こそ、必要となるのではなかろうか。


『永田町には「鳩山内閣が倒れた一番の責任者は(政治とカネ、普天間について何も発言せず、じっと黙って迷走を眺めていた)副総理だ」との声すらある』
との公明新聞の主張には、一理あるものと思う。

個人的にも、これまで普天間問題についての発言がなかったことが気になっている。

菅新首相は、この件についてどう考え、どうしようとしているのだろう。

それが明言されないまま首相に選出されたという部分に不安を感じる。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

昨日、このコーナーで、本宮ひろ志さんの漫画、「やぶれかぶれ」について書きました。

連載当時はあまり人気がなかったようですが(?)、当時の各政党党首や田中角栄氏とのやり取りが書かれているなど、今から思えばとても貴重な「史料」となっているように思います。

今では入手困難なこの漫画。

当時私は単行本で全巻購入したのですが、実家か自宅をくまなく探せば、まだどこかにあるものと思います。

久々に読んでみたくなりました。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年6月5日







締切:2010年06月06日22時00分
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