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派遣法改正案の閣議決定について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年3月21日

(以下、掲載順は日々変更)

【朝日新聞】
『生方氏解任 幹事長室に風は通らない』
『クロマグロ 資源保全へ議論引っ張れ』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『春分の日 季節の変化に心向けたい』
『地下鉄サリン15年 テロ防止に万全の対策を』
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【東京新聞】
『週のはじめに考える 核でなく非核の傘を』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『「小沢民主党」に言論の自由はないのか』
『米金融規制とオバマ政権』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『センバツ開幕 希望膨らむ春にしよう』
『クロマグロ問題 教訓残した禁輸案否決』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『派遣法改正案 禍根を残した労使合意の修正』
『地価公示 不動産デフレが止まらない』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『アラブ内相会議』(al-Quds al-Arabi紙)
『国民的決意もあって、チャハール・シャンベ・スーリーでの事件件数が減少』(Jam-e Jam紙)
『危険なチャハール・シャンベ・スーリーを防ぐためには』(Jam-e Jam紙)
『イラク議会選挙』(al-Hayat紙)
『「ペルシア湾」に新名称!?』(Mardomsalari紙)
『世界中から大使を召還するのだろうか?』(Milliyet紙)
『湾岸情勢』(al-Quds al-Arabi紙)
『扉を開き、閉じないこと--放り出された問題の行方』(Radikal紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『マリキ氏とアラウィ氏の責任』
ニューヨーク・タイムズ(米) 『聞く耳を持たない中国』
ワシントン・ポスト(米) 『メキシコの反麻薬戦争を支援せよ』
ガーディアン(英) 『米・イスラエル関係の危機』
ルモンド(仏) 『ナイジェリア、流血の抗争』
南ドイツ新聞(独) 『為替が武器の経済覇権』
光明日報(中国) 『米国が人民元切り上げを要求する理由』
コリア・ヘラルド(韓国) 『効果ない北朝鮮の外資誘致努力』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『BAの労使紛争』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

21日付「読売新聞」
『派遣法改正案 禍根を残した労使合意の修正』の社説。


この社説の主旨に異議を唱える方も多くいることと思う。

そうした心情・考え方に反対ということではないが、個人的にはこの読売社説の主張に共感するところが多くある。

特に、
『労使による審議会決定を政治主導で覆すのは、筋が違う』

『雇用機会の選択肢が狭まり、労働弱者と言われる人や女性、学生への打撃が大きい』

『派遣切り問題などを受けて、派遣労働者の処遇改善や業界の健全化を目指す前に、一気に「派遣はけしからん」という感情論から始まった改正論議』

といった箇所だろうか。


もちろん、理想は派遣労働などなくなり、望めば全員が正規雇用される状態であることはいうまでもない。

しかし今現在、登録型派遣労働に数十万人の人たち従事しているという現実がある。

本当に『「派遣はけしからん」』で、大丈夫なのだろうか。


「日本経済が云々」だとか「景気回復がどうこう」だとか、派遣労働の存続とそうしたこととの関連については、個人的にはほとんど関心がない。

そんなことは私などが危惧しなくとも、自分の懐具合を気にする経営者の方々が必死になって考えることだろう。

私が最も気にしているのは、「労働者派遣禁止」ということになった時、今現在そうした仕事に従事している人たちがどうなってしまうのだろうというところだ。


今、「政治が悪い」「社会が悪い」「経営者が悪い」「法律が悪い」と言っている人たちがいる。

そうした人たちの願いが叶い、晴れて「派遣禁止」となった後。

今度はそれによって生活に窮することになってしまった人たちが、「政治が悪い」「社会が悪い」「経営者が悪い」「法律が悪い」と言い出すことになりはしないだろうか。

そして、その両方に共通しているのが唯一、現在派遣労働に従事している人たちだけということになりはしないだろうか。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

いわゆる「郵政選挙」で小泉自民党が圧勝して恩恵を受けた、政治家・有権者がたくさんいたことと思います。

そして先の総選挙で政権交代が果たされ、今度はそれによって恩恵を受けた政治家・有権者がいることと思います。

しかし、どちらが勝っても変わらず苦しい生活のままという人もまた、多くいることと思います。

それと同様に、労働者派遣が認められる前と後、そしてそれが禁止される前と後。

喜んだり悲しんだりする人がいる一方、同じように変わらず困窮した生活を続ける人たちもまた、多くいるような気がしてなりません。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年3月21日












締切:2010年03月23日22時00分
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