新聞の社説から世の中を見る【世界の新聞「101紙」の視点】

世界の新聞の社説・TOP記事をあなたに

福岡高裁の危険運転致死傷罪適用について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年5月16日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】
『ケア開国 場当たりではダメだ』
『3児死亡事故 量刑バランスの再考を』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『北ミサイル報告 「敵基地攻撃」は冷静に議論せよ』
『「西松」調査報告 今度こそ事件の教訓を生かせ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『企業決算 苦しみを飛躍につなげ』
『ミャンマー情勢 政府はもっと危機感を』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『民主党代表選 自浄能力発揮してみせよ』
『危険運転罪 裁判員にも分かる法律に』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『3児死亡事故 まだ横行する飲酒運転』
『赤字決算続出 嘆くことより展望を』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『デジタルに適した録画の著作権保護を』
『デリバティブ規制が始まる』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

16日付
「産経新聞」『危険運転罪 裁判員にも分かる法律に』
「東京新聞」『3児死亡事故 まだ横行する飲酒運転』
「毎日新聞」『3児死亡事故 量刑バランスの再考を』
の社説。


「業務上過失致死傷罪」に「自動車運転過失致死傷罪」、そして「危険運転致死傷罪」。

ただでさえ法律に疎い私には、区別がよくわからない。

そもそも、「何で私用で車を運転してたのに"業務上"なんだ?」などと思っていたほどである。


産経紙の『市民感覚』、東京紙の『一般市民の感覚』、毎日紙の『遺族の感情が投影』との文言から、この判決が「感覚」「感情」を元にしたものという印象を受ける。

一般の裁判員は特に、被害者感情が大きく扱われるTV報道などから受ける影響が大きくなるだろう。

裁判に参加する前から、マスコミなどの「色」が染み付いてしまうわけだ。

東京紙の
『この事故が裁判員制度で裁かれたなら、二審判決に近い結果になっただろう』
の一節は、そのとおりだと思う。

個人的にもこの判決に不服はないのだが、「感覚・感情」で刑罰が決まってしまうというのも、何だか怖い気がする。


産経紙は、この判決について「至極当然」という見方をするものと思っていた。

実際、『支持したい』との文言もあるのだが、その後、『一方で法の判断基準などに問題を抱えており、見直しも含めて検討すべきだろう』と続いている。

産経紙がこういうくらいなのだから、やはり再検討する必要はあろう。

逆に、リベラルな東京紙が厳しいのも意外だった。


今日の雑感

個人的に、インターネットでよく買い物をしますが、同じ商品でもこうまで違うものかというほど、価格に差があることがあります。

どうして同じ商品で、こうまで差があるのでしょう。
高い価格をつけている店がボッタくっているのでしょうか。

そうではないと思います。
安い価格の店がコストダウンの努力をしているか、さもなければかなりムリをしているかなのでしょう。

私たち消費者は、なるべく安く、ポイントがたくさんつく店を選び、購入します。

一見、とてもトクした気分になりますが、本当にそうなのでしょうか。

なんだか、回りまわって自分の首を絞めているような気がしてきます。

だからといって、販売価格を統一するなどの規制をかけることもいいことだとは思えません。

また私自身も、そう言いながらも、わざわざ高い店から買うつもりもありません。

便利さも、安さも、「もうこのくらいでいいんじゃないか」という声が自然発生しない限り、この傾向は続くのでしょう。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年5月16日













締切:2009年05月17日22時00分
Powered By クリックアンケート
「あなたが最も共感した社説は?」アンケートを、メルマガ誌上にて実施しています

メルマガ登録解除
バックナンバーpowered by まぐまぐ!
まぐまぐ殿堂入り
メルマガ購読
世界の新聞「101紙」の視点

読者登録規約
バックナンバー
powered by まぐまぐ!
サイト内検索
カレンダー
最近のブログ記事
カテゴリー
月毎アーカイブ
ホームページ作成 大阪

このページのトップへ