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臓器移植法改正について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年7月14日

(以下、掲載順は日々変更)

【朝日新聞】
『8・30総選挙 ずいぶん待たされました』
『臓器移植法 残されたこれだけの課題』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『8月30日総選挙 自民は解党的出直しを 首相は逆風をはね返せるか』
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【東京新聞】
『8・30総選挙 メリハリなき首相決断』
『臓器法改正 提供側への配慮怠るな』
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【日経新聞】
『「8.30衆院選」へ首相は政策の旗を示せ』
『脳死者家族が納得いく移植を』
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【毎日新聞】
『8・30総選挙 やっと選択の日が来る』
『移植法改正 拙速否めぬ命の議論』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『8月30日総選挙 問われる政策と政権担当能力』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

臓器移植法改正について書かれた社説を見てみる。


参議院本会議で、改正臓器移植法(A案)が可決・成立した。

解散・総選挙も重要な話題だろうが、こちらも「人の死」に関わることである。
政権争いの陰に隠れてしまうことがあってはならないものと思う。


日経紙が、
『個人の死生観の違いを尊重する考え方は現行法と変わらない』
と、しているのに対し、
東京紙が、
『改正法というよりむしろ新法に近い』
毎日紙が、
『現行法とは理念が大きく異なる』
と、しているのは興味深い。


朝日紙の、
『最大の懸念は「脳死は人の死」が前提とされていることだ』
『この「死の定義」が移植を離れて独り歩きし、終末医療の現場などに混乱を招くおそれもある』
『政府は法の運用にあたって、この定義が移植の場合に限られることを明確にすべきだ』
は、重要な視点だと考える。


今日の雑感

アンドレ・ジイドの言葉に、
『真実を探している者を信じよ。真実を見つけた者は疑え。』
というものがあります。

私には、
「恐らく死ぬまで『真実』などには辿り付けないのかも...」
との思いが、ずっとあります。

「真実」を探し探して彷徨(さまよ)い歩いているような私にとって、とても勇気付けられる言葉です。

また、「これが真実で~す」とカンタンに言えてしまう人たちに、「何か違う...?」という違和感を覚えていた私にとって、共感を得られる言葉でもありました。

「真実を見つけた」と言える人には、なぜそれが「絶対的な真実」だとの確証が持てるのか、私には解らない。
「オマエのアタマが悪いからだろ?」と言われれば、それまでなのですが。

だから、もしかしたら私には、これからも
「私はこう思う」「私はこう考える」
「今現在の時点で判断すれば、こういうことじゃないのだろうか」
...こんなことしか言い続けられないかもしれません。

もし冒頭の言葉が「真実」だとしたならば、
「そうやって彷徨い歩き、考え続けている自分を信じよう」
ということにもなるかと思うのですが。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年7月14日











締切:2009年07月15日22時00分
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