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耳かき店従業員ら二人殺害事件の判決について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年11月3日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『憲法公布64年 国家の不備を正す時だ 尖閣を守る領域警備規定を』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『日中関係を考える もろい大国と付き合う』
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【日経新聞】
『公務員人件費2割減への道筋見えず』
『日越関係の深化促す「中国」』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『人勧どおり実施 これが「有言実行」とは』
『テロ資料流出 世界の信頼損なう失態』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『死刑か無期か 裁判員が共有した裁く難しさ』
『警察情報流出 国際テロ捜査の根幹が揺らぐ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『公務員人件費 縮み志向でない削減策を』
『ブラジル 南の大国、ともに進もう』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『共和国記念日は、ほんとうに祝われたのか?』(Milliyet紙)
『CHPクルチダオール党首選出は偶然だったのか、それとも?』(Milliyet紙)
『スカーフにおける法的、政治的境界線』(Milliyet紙)
『ウルフ独大統領演説を考える』(Radikal紙)
『イラン大統領のレバノン訪問の波紋とレバノンをめぐる周辺諸国の関係』(al-Hayat紙)
『チョムスキーとの公開討論に際し』(al-Sabah al-Jadid紙)
『アンカラの「外交」交通事情』(Milliyet紙)
『イスラエルがエジプト・シリアを核攻撃?』(al-Quds al-Arabi紙)
『迷走を続けるイラク情勢』(Al-Nahar紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『駆け引きはもう十分だ』
ワシントン・ポスト(米) 『エジプトに民主化を求めよ』
ガーディアン(英) 『鬱な中間選挙』
ルモンド(仏) 『骨の折れるユーロ圏統治』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『経済回復で、大幅に減った失業者』
南ドイツ新聞(独) 『失業者300万人台割れの意味』
ストレーツ・タイムズ(シンガポール) 『レアアースはそれほど希少ではない』
南方都市報(中国) 『前原外相はなにをしようとしているのか』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『米中間選挙と経済的憂鬱』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

耳かき店従業員ら二人殺害事件の判決について、各紙社説を見てみる。


死刑制度に反対という考え方の一つに、

「あまりに非人道的な犯罪で極刑が妥当だというケースがあるとしても、そうした例の被告に限って死刑にできる司法制度を作るのは難しい。制度として続く限り、究極の例以外にも死刑が適用され、なし崩しになる」

というものがある。
(10月18日付「朝日新聞」【GLOBE】より引用)

確かに残忍極まりない、極悪非道の限りをつくした、誰が聞いても死刑が妥当というようなケースならば、わかりやすいかもしれない。

しかし、どこでその線を引くかということになると、極めて難しくなる。

いわゆる「永山基準」というものが今の日本における「線引き」になっているが、これとて万人が死刑に値する犯罪であると判断する基準だとは思えない。

今回の事件も、そうした境界線上にあるものだろう。

私は死刑賛成論者だが、もしも今回の事件の裁判員だったとしたならば、大いに悩み、気が重くなったことと思う。

自分の判断次第で、一人の人間の命を奪うことになるかもしれないのだ。

『判決後、会見に応じた裁判員らが「正直、しんどかった」「法廷でご遺族の話を聞いて胸が詰まった」「初めて死刑の重さを知った」などと述べたのは、率直な思いだろう』(毎日紙)

『女性の裁判員は「2週間、事件を忘れることはなく、ふとした時に遺族や被告の顔が浮かんで、心が安らぐことはなかった」と振り返った』(読売紙)

私もこうした心情になるであろうことは、容易に想像できる。


『一部に、裁判員裁判から死刑相当事件は除いたらどうかとの声もある。国民にこのような過酷な使命を押しつけるべきではないという意見だ』
と、朝日紙にある。

確かに過酷ではあるが、裁判員裁判制度が導入された以上、一般国民も死刑相当事件に関わるべきだと、個人的には考える。

『死刑を廃止するにせよ存続するにせよ、国民的議論が欠かせない。裁判員の責任は重たいが、この過程をくぐり抜けることによって、議論が奥深いものになると期待したい』(朝日紙)
との一節に共感する。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

死刑制度関連の話題を、よく取り上げます。

「注目社説」コーナーにも書きましたが、私は死刑賛成論者です。

以前からそれに変わりはないのですが、これまでは「微塵の揺るぎもない」賛成論者だったものが、最近では少し揺らいできている部分があるものと自覚しています。

様々な考え方・視点・価値観などに触れた結果でしょう。

大変重い話題ではありますが、いつまでも避けてはいられないテーマだと思います。

自分とは異なる考え方にも耳を傾ける必要があるものと考えます。


【あなたが最も共感した社説は?】アンケート

【11月3日(水)】










締切:2010年11月04日22時00分
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【昨今の話題】アンケート

「その他」を選択される方は、「投票する」ボタンを押下した後に表示されるページ下部の「コメントボード」に、ご自身の考えをお書きいただくとありがたいです。
【北方領土返還について】






締切:2010年11月04日22時00分
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