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国際学力調査について

【国内主要6紙の本日の社説】

2008年12月10日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『倒産急増 資金繰りが会社を追いつめる』
『国際学力テスト 理数をもっと好きにさせたい』
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【朝日新聞】
『国際学力調査―魅力ある授業がかぎだ』
『分権勧告―実現させる政治はどこに』
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【産経新聞】
『国際学力調査 まだ「トップ」と胸張れず』
『中国船領海侵犯 極めて深刻な主権侵害だ』
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【東京新聞】
『出先の統廃合 この政権でできるのか』
『数学と理科 『楽しい』を増やそう』
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【日経新聞】
『危機感を映すオバマ版ニューディール』
『ソニー大型リストラの衝撃』
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【毎日新聞】
『「無保険」の子供 迅速な全国一律救済は朗報だ』
『国際学力比較 点や順位で一喜一憂やめよう』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

国際学力調査について書かれた社説を見てみる。


日本の中学生は、「勉強は楽しい」と答えた割合が最低レベルだったそうだ。

各紙、その点を憂えているが、見方を変えると、それだけ日本の中学生は「楽しい物事」に囲まれているとも取れる。

各種ゲーム機はもちろんのこと、DVDでいつでも好きな映像を楽しめたり、パソコンでネットサーフィンしたり、ケータイでメールをしたり、好きな音楽を持ち歩いたり。

TVも、地上波・衛星・ケーブルなどいろいろあるし、番組自体も子供の興味を惹くものが多い。
24時間365日、いつでもどこかのチャンネルに合わせれば、観たい番組を放送しているかもしれない。

また、中学生くらいになれば、繁華街や娯楽施設などに出掛けたりもするだろう。
繁華街・娯楽施設とは言わないまでも、ファーストフード店やコンビニくらいなら、出入りする子も多いかもしれない。

「勉強が楽しくない」ということについては相対的というか、そうした理由もあるのではないだろうか。

そのような娯楽に負けないほどの「楽しい」授業を求められる先生方は、本当に大変だと思う。


日本の子供たちが豊富な娯楽「商品」に囲まれているのは、大人たちが子供相手の商売で利益を追求した結果と言ってしまっては言い過ぎだろうか。

そして、それらを容易に子供たちに与え、子供が喜ぶ姿をみて喜ぶ...。
もっと言ってしまえば、自分自身の子守の手間の軽減を図ろうとする、私をはじめとする大人たち。

基本的には、子供は好奇心のかたまりと言っていいだろう。
様々な事柄に興味を示し、今まで出来なかったことが出来るようになったり、知らなかったことを知ったりするということに「楽しみ」を感じるものと思う。

授業を楽しくという方向性も必要だろうが、子供たちが「受け身になってしまうような」娯楽を与えすぎないようにし、元からある子供たちの好奇心の芽を摘み取らないようにする責任が、われわれ大人にはあるのではなかろうか。


ところでこの調査。
小学4年生と中学2年生が対象とのことだが、共に「公立学校」の生徒なのだろうか。

だとするならば、「中学受験を目指す子供が増えた小学4年生」と、「勉強する子は中高一貫校に行ってしまい、結果残った中学2年生」という図式も想像してしまうのだが。


【今日の雑感】

私も子供の頃、数学が苦手でした。
苦手というより、あまり頭に入らない、という感じでしょうか。

「連立方程式」くらいまでは比較的理解していたのですが、「一次関数」あたりから怪しくなってきました。

「一次関数って何の役に立つの?」「やって何の意味があるの?」という疑問が湧き出してから、伸びなくなったように思います。

しかし、なぜか今になって、数学に無性に興味が出てきました。

もう一度、中学生レベルくらいからやり直して、微積分くらいまでは理解したいという欲求があります。
どうしてなんでしょう?

小学2年の息子の勉強についてゆけば、理解できるようになるかな...?


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2008年12月10日













締切:2008年12月11日18時00分
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