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学力テストについて

【国内主要6紙の本日の社説】

2008年9月19日

(以下、掲載順は日々変更)

【毎日新聞】 『緊急ドル供給 危機は新たな局面に入った』
       『厚生年金改ざん 組織関与解明し被害救済急げ』


【読売新聞】 『基準地価 ミニバブル崩壊が始まった』
       『タイ政局混迷 新首相は選出されたが』


【朝日新聞】 『ドル資金供給―市場安定に方策尽くせ』
       『年金改ざん―6万9千件の確認を早く』


【産経新聞】 『自民総裁選 国民の不信感拭う論戦を』
       『学力テスト結果 公表し上位の地域に学べ』


【東京新聞】 『汚染米対策 じたばた騒いでいれば』
       『基準地価下落 不動産投資に工夫を』


【日経新聞】 『金融危機拡大を映した日米欧協調行動』
       『ファンド変調で下落した地価』


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

昨日付「朝日新聞」『学力調査公表―分析と対策にこそ力を』
本日付「産経新聞」『学力テスト結果 公表し上位の地域に学べ』
の社説。


「公表を求める言い分には耳を傾けるべきところがある。ただし...」という
朝日と、「積極的に学力を公表すべし」とする産経。

「共に、公表することの利点を認めているのだから、公表したほうがいい」と
捉えるべきなのか。

以前から、朝日社説が賛否両論を併記するのに対し、産経社説は自説に肯定的
な論理一本という傾向があるように思う。

そのあたりも、好き嫌いが分かれる要因になっているのかもしれない。


前にも書いたが、個人的には公表に賛成だ。

しかし、私が公表を求める心理には、少なからず「興味本位」という部分が
あるように思う。

また、公表することが、成績下位の学校のランキング向上につながるかどうか
という疑問もある。

例えば、よいノウハウを駆使して成績上位を誇っている学校があったとする。

そして、公表された結果をもとに、成績下位の学校が工夫をこらしたとしよう。

その結果、下位だった学校の学力が仮に向上したとしても、すぐにランクに
影響するものだろうか。

元々上位だった学校なのだから、下位の学校がそのノウハウをマネしたところ
で、翌年すぐに逆転を許してしまうということはちょっと考えにくい。

成績下位と公表された学校が、実は学力が向上しているにもかかわらずその後
数年、下位であり続けるという可能性が高いような気がしてならない。

興味本位にランキングに目が向けられるとしたならば、その間、下位とされる
学校に向けられる視線というものはどうなのだろうか、などとも考える。

努力がすぐにランキングに反映されるということでないとするならば、或いは
個々の学校の成績の変動よりもランキングに興味が向かってしまうとするなら
ば、公表には今しばらく慎重になってもいいのではないだろうか。


今日の雑感

遅くなってしまいました。

今日の午前3時半頃メルマガ作成に着手して、その後断続的な作業の結果、
配信するのがこの時間...。

今晩夜勤の私。
これから風呂に入って、睡眠時間が3時間、というところでしょうか。

う~ん...。

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