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児童虐待について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年7月17日

(以下、掲載順は日々変更)

【日経新聞】
『中国「8%成長」への期待と息切れ懸念』
『環境技術が促す自動車再編』
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【毎日新聞】
『自民党 あきれる七転八倒ぶり』
『児童虐待 隠れた被害は甚大だ』
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【読売新聞】
『エコカー競争 普及への追い風を生かせるか』
『緒方元長官判決 国民への背信が断罪された』
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【朝日新聞】
『混迷自民党 逃げずに逆風に向かえ』
『待機児童急増 母が安心して働ける国を』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『鳩山代表発言 非核三原則見直す好機に』
『元長官有罪判決 控訴審で総連の闇解明を』
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【東京新聞】
『中国景気回復 リスクはらむ投資頼み』
『賢い送電網 『燃やさぬ社会』に挑め』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

17日付「毎日新聞」
『児童虐待 隠れた被害は甚大だ』の社説。


世の中には様々な「暴力」があり、そして、そのどれもが決して肯定されるべきものではないのだろうが、個人的には「大人が子供に対して行使する」ケースに、最も憤りを感じる。

あえて理由を考えてみると、
・する側される側両者間の、あらゆる「力」の差が歴然としていること
・保護者という立場であるなら、保護すべき義務があるはずだということ
・全く罪のない一人の人間の人生を、そして未来を、潰す権利があるのかということ
・される側に、されるべき理由が全くないこと
・される側に、抵抗する術(すべ)が全くないこと
・虐待する側は、自分の意志一つで「自由に」虐待できてしまうということ
といったところだろうか。

親の側に止むに止まれぬ事情があるならともかく(それでも許されるものではないが)、全く個人的な感情をぶつけているに過ぎないというオトナに対しては、心情的には同じ目にあわせてやりたいとさえ思う。


ところで、幼い子供であるほど、何かあった時の「賠償金」の額が多いそうだ。
理由は、将来その子が「稼ぐ予定の総額」が多いから。

と、いうことであるなら、刑罰も、虐待されるのが幼い子供であるほど重くしてもいいのではないか、などと感じる。

児童虐待の原因については、各人それぞれの「視点」があることと思うが、個人的には、昨今生じている他の様々な「問題」と、決して無関係ではないように思われて仕方がない。

根底に横たわる何か大きな流れというか、必然的に人類が向かおうとしている方向を提示しているというか...。

なんだか、厭世的な気分になってくる。


今日の雑感

スピリチュアルな方面の考え方で、
「子どもは親を選んで生まれてくる」
という概念があるそうです。

しかし、知識不足だと言われようとも、私はあえてこう言います。
「子どもは親を選べない」と。


冒頭のような価値観の持ち主を、否定はしません。

そして、もしかしたらこれは、「良いか悪いか」「真実か否か」ということではなく、個人的な「好き嫌い」という感情からくる考え方なのかもしれない。

しかし、虐待されて苦しんでいる、または死んでゆく子どもに対して、
「きみは、その親を選んで生まれてきたんだからね」
などとは、私には到底、言うことはできません。

子どもには、「どこの子どもとして生まれてこよう」という選択はできないのだから、少なくともオトナには、生まれてきた子どもが、
「ここに生まれてきて良かったな」
と、思えるような環境を整えておく責任があるように思います。

「子どもは親を選んで生まれてくる」とは、「オトナに対するなぐさめのコトバ」だと言ってしまっては、言い過ぎでしょうか。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年7月17日













締切:2009年07月18日22時00分
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