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子供の体力低下について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年2月2日

(以下、掲載順は日々変更)

【読売新聞】
『一部執行猶予 再犯防止の効果を見極めよ』
『日本映画 フィルムを後世に残す工夫を』
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【朝日新聞】
『農政改革―減反の廃止に踏み切れ』
『もんじゅ―運転の延期で募る疑問』
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【産経新聞】
『天皇の公務 ご体調優先で負担軽減を』
『携帯禁止 依存脱する環境整えたい』
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【東京新聞】
『イランの核 直接対話で打開目指せ』
『子供の体力 運動する機会を増やせ』
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【日経新聞】
『ダボスが示す危機の深化と指導者たち』
『深刻な不況に陥った米経済』
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【毎日新聞】
『景気日付 迅速な判断で機動的対応を』
『ビザなし交流 継続へ日露は知恵を出し合え』
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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

本日付「東京新聞」
『子供の体力 運動する機会を増やせ』の社説。


こうした話になると、よく「昔の子供は、帰宅するなりランドセルを放り出して、暗くなるまで外で遊んだ」などという話が、引き合いに出される。

しかしそれは、そうすることしかできなかったからだろう。

学校から帰ってTVをつけても、やっているのは「3時のあなた」などで、子供が観て面白いと思うようなものはない。

TVゲームだって、もちろんない。

あとは、外で遊ぶか、本を読むか、ボードゲームで遊ぶかくらいしかないだろう。

多くの子供がそうした状況にあるのだから、必然的に仲のよい者同士が集まり、何か始める...。
そういうパターンだったように思う。

その当時の子供たちに、今のようなゲーム機や、好きな番組を何度でも観ることのできるDVDや、一日中子供向けの番組を放送しているTVチャンネルなどを与えれば、今の子供と同じような結果になることだろう。

こうした子供向けの商品・サービスの多くは、子供のためを思って創られたものではないように思えてしかたがない。

オトナたちがカネモウケをしたいがために、子供をターゲットにしたものなのだろう。

確かに、こうした商品やサービスの数々、親からすると、とても便利でラクだと思う。

与えておきさえすれば、キケンな行為をすることなく、手間もかからず、一つところでおとなしくしているわけだから。

子供の体力・知力の低下は、私も含めたオトナの責任であると、本当に痛感する。


また、『テレビ視聴やゲーム遊びの増加、塾通い、安全な遊び場がない。「三間(時間、空間、仲間)」の減少』が、子供の体力低下につながっているとしている。

遊び場所についても、そのとおりだろう。

私が子供の頃には、23区内でも、路地などで三角ベースの野球やキャッチボール、ローラースケートなどができたものだった。

また、空き地も点在していた。

その点、今の子供たちは、「遊ぶための場所」でしか、遊ぶことが許されないし、できない。

「遊ぶための場所」であっても、その場所でやってもいいことが限られていて、大声をあげたり、バットを振ったり、ボールを蹴ったりしてはいけなかったりする。

『意識してでも、体を動かす工夫がいるようだ』
『学校任せにせず、家庭でのサポートも重要だ』
の一節は、そのとおりだと思う。


ただ、『塾通い』との関連はどうなのだろう。

中学受験を控える5、6年生の子供については私はよくわからないが、少なくともそれ以下の子供については、ことの良し悪しは別として、塾通いをさせるような親なら、子供の運動能力についても気にかけるのではないかとも思う。

学習塾と平行して、何らかのスポーツなどもさせている親が多いような気もするのだが、いかがだろうか。






『学力テストに後れを取るまいとした文科省担当部局の思惑が先走ったのだろう。体力テストの導入は拙速だった感が否めない。』

『学力テストと同じく過度の競争を招く懸念がある。』

『現場の負担を増やすだけにならないだろうか。』


以上の部分については、意見の分かれるところだろう。


【今日の雑感】

頭脳明晰、柔軟な取り口の、大関・大麒麟。

昭和天皇もお好みだったとされる富士桜との突っ張り合いが名物だった、関脇・麒麟児。

「麒麟」と名の付く個性的な力士たちが、思い起こされます。


若麒麟...。
いい四股名なんですが、今後使われることはないのでしょう。

力士の方々には、不祥事を起こした場合、四股名にも傷がつくということを自覚してもらいたいものです。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年2月2日




























締切:2009年02月03日18時00分

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