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日米首脳会談について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年11月16日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『週のはじめに考える 日米密約だれのもの』
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【日経新聞】
『「低炭素で豊かな生活」問われる企業』
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【毎日新聞】
『「天下り」規制後退 なし崩しは許されない』
『APEC20年 問われる進化への覚悟』
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【読売新聞】
『APEC 危機後の成長戦略をどう描く』
『韓国釜山火災 手軽な射撃観光が招いた惨事』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『農家戸別補償 拙速を避け、本格案に』
『アジア政策 横浜会議への重い宿題』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『APEC 次期議長国の軸足は不明』
『子宮頸がん予防 ワクチンも検診も大切だ』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

日米首脳会談について書かれた社説を見てみる。


『米国でも「日本は頼れる同盟国なのか」と不信感を抱く声が政府、議会、軍部などに着実に広がっている』
『米紙ニューヨーク・タイムズは「大統領訪日に日本は冷淡」と報じた』
(以上、産経紙)

『政権交代に伴って前政権からの政策の総点検をするのは当然だ』
『米側も理解しており、危機を煽(あお)るのは、両国の国益を棄損する』
(以上、東京紙)

アメリカ側の反応について、両紙の見解が分かれている。

いつも言っていることだが、今の日本のマスコミが、全くの嘘八百を並べ立てることはまずないだろう。

しかし、「都合のよい真実」のみを報道しているということはある。

様々な角度から物事を見たいとする考え方は、こうしたところにもある。


朝日紙の、『中国自身も地域の安定は望むところだ』との一文。

そもそもこのあたりが、左右両派の価値観の違いの元なのかもしれない。

右派はむしろ、「中国は地域を不安定に陥れようとしている」くらいに思っているのではないだろうか。

元の部分が違えば当然、「ならばどうする」という部分も違ってくるだろう。


『安保条約の根幹は、米国が日本防衛の義務を負う代わりに、日本が米軍の国内駐留を認めるという相互依存の関係にある』

『在日米軍再編の目的は「米軍の抑止力の維持」と「地元負担の軽減」の両立だった』

読売紙の上記一節は、この際、再確認する必要があろう。

メディアによっては、どこか一部の損得のみによる主張になってしまってはいないだろうか。

日本・沖縄・アメリカと、場合によっては「三方一両損」する考え方も大切になってくるのではなかろうか。


『オバマ政権は国内外で難問を抱え、窮地にある。「危急時の友人こそ真の友人」という言葉を今こそ心に刻みたい』(産経紙)

『危機に助け合うのが同盟である』(日経紙)

ならばアメリカは、日本の首相が窮地にある時、助けてくれたりするのだろうか。

産経紙などの主張を見てみると、「友人」というよりむしろ、
「"中国"という、最近急に魅力的になってきた女に興味を示し出した亭主関白のダンナに、棄てられまいとして健気に尽くす古女房」
という印象を受けてしまう。

或いは、「友人」ではなく「主従」という関係が髣髴としてきてしまう。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

最近連れ合いが、ミクシイの「サンシャイン牧場」というのにハマっております。

ウチには、ネットにつなぐことのできるところが一ヶ所しかありません。

ですので、弊誌を編集している最中にも、「ちょっと、どいて」と、パソコンを奪われてしまうこともあります。

「何分後に収穫」とか、いろいろあるようなのです。

私のほうが、公共性の高いことをやっているつもりですが、「個人的な趣味」の領域を出ているわけではないので、あまり強くも言えません。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年11月16日











締切:2009年11月17日22時00分
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