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丹羽氏の次期駐中国大使起用について

丹羽氏の次期駐中国大使起用について

【国内主要6紙の本日の社説】

2010年6月14日

(以下、掲載順は日々変更)

【東京新聞】
『JAL再建 神風頼みではいけない』
『イラン追加制裁 核兵器開発疑い晴れぬ』
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【日経新聞】
『低炭素化を促すメキシコ湾の原油流出』
『イラン制裁の複雑な方程式』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『口蹄疫拡大 国の危機管理の問題だ』
『サッカーW杯 世界共通語を楽しもう』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『新常用漢字 日本語を豊かに表現しよう』
『日本振興銀捜索 偽りだった「中小企業の味方」』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『ザ・コーヴ中止 自由社会は見過ごせない』
『シベリア特措法 歴史のけじめを今国会で』
(詳しくはこちらへ)

【産経新聞】
『「新漢字表」答申 「制限」の自縛解く好機だ』
『保守結集 国家観めぐる論戦を期待』
(詳しくはこちらへ)


【中東メディア 最近の主な社説表題】


日本語で読む中東メディアより

『イスラエルのアラブ系議員たちに強まる逆風、自由船団に乗船していたズアビー議員は
議員特権を一部剥奪』(al-Quds al-Arabi紙)
『自由船団に乗船していたイスラエル国会のアラブ系議員、ガザ封鎖の解除を訴え』
(al-Quds al-Arabi紙)
『イランとの合意の後に来るものは・・・』(Milliyet紙)
『ハサン・ジェマルとのインタビュー』(Milliyet紙)
『憲法改正案と過去の清算、80年クーデター』(Milliyet紙)
『社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加』(Mardomsalari紙)
『シリアの砂漠の中で1915年4月24日をおもう』(Radikal紙)


【世界主要紙 最近の主な社説表題】


世界日報さんのサイト世界の新聞は何を言っているか?より

ニューヨーク・タイムズ(米) 『財政赤字と誤ったメッセージ』
ワシントン・ポスト(米) 『イランへの圧力を強化する方策』
デーリー・テレグラフ(英) 『依然として重要な英米関係』
ルモンド(仏) 『危険なボイコット』
フランクフルター・アルゲマイネ(独) 『分裂状態のオランダ下院』
アラブ・ニューズ(サウジアラビア) 『スレブレニツァ虐殺で評決』
人民日報(中国) 『W杯饗宴にアフリカを思う』
ハンギョレ新聞(韓国) 『憂慮すべき北朝鮮の威嚇発言』
フィナンシャル・タイムズ(英) 『オランダのジレンマ』


【桐鳳オススメのニュースサイト】

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独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

8日付「産経新聞」『次期駐中国大使 海洋覇権にモノ言えるか』
10日付「東京新聞」『新中国大使人事 民間の新風を外交にも』
の社説。


伊藤忠商事元社長・丹羽宇一郎相談役の次期駐中国大使起用について。

産経紙は、
『経済を優先しがちな商社出身者が次期大使にふさわしいか疑問を提起せざるを得ない』
『今回の構想はあまりに問題が多い。菅氏に再考を求めたい』
と、反対の立場。

それに対し、東京紙は、
『経済の相互利益で政治対立を緩和する。経済のわかる大使こそ大役にふさわしいのではないか』
『民間人の知識、経験を外交に生かす新しい試みだ。政権交代に伴い外交の在り方を変える機会にしたい』
と、賛成の立場をとっている。


個人的に、
『日中は多くの利害を共有している。一方で基本的な価値観などで重大な相違がある。その両国が真に建設的な関係になるには、多様な意見の存在を積極的に認め合うことが欠かせない』
との、産経紙の一節が興味深い。

「多様な意見を認め合う」との言葉が、産経紙から出てくるとは思わなかった。

主張の是非はともかくとして、むしろ、
『国益を踏まえ、中国政府に耳の痛いことをはっきり言わねばならない』
との一文のほうが、産経紙らしい表現ではないだろうか。


『日本近海で国の主権と安全にかかわる重大な事態が相次いで起きている』(産経紙)という現状を考えた時、確かに財界出身者がその任に就くことには不安がある。

ただ、『中国政府に耳の痛いことをはっきり言』うことだけが、外交における交渉力というものでもないだろう。


以前から、難しい国を相手にする交渉を、不謹慎かもしれないが「異性を口説く」ことにたとえている。

本当に果たしたい「目的」を、ストレートに相手に伝えればうまくいくというものでもないだろう。

本来の「欲求」を内に秘めつつ、「食事に行こう」とか、まずは無難なところから交渉に入るはずだ。

そう考えると、東京紙の、
『ビジネスでは社運をかけた交渉力が培われたはずだ。一企業の立場を離れた財界人が外交の現場で、それを生かすなら国益を損なうとは思えない』
との東京紙の主張も、理解できる。


果たして、経済の分野で築いた人脈やビジネスで培った交渉力を、大使として生かすことができるのか。

今回の起用は、今後の試金石ともなるだろう。


メルマガ誌上では、社説引用文による要約も掲載しております


今日の雑感

俳優の池田駿介さんが、胃がんのため亡くなりました。

池田駿介さんと言ってもピンとこない方も多くいることと思いますが、私と同年代の方でしたら、「キカイダー01」の主人公イチロー役や、「帰ってきたウルトラマン」の南隊員役といえば、お分かりになるかもしれません。

比較的最近、女性用ウィッグのCMに出演されているのを観たことがありますが、「旅をする"素人の"老夫婦」という設定のようで、少しさみしい思いをしたものです。

今回、忘れられることなく訃報が記事になったということに、不謹慎ではありますが、少し嬉しい気持ちがしました。


キカイダー01に変身する主人公・イチローは、トランペットを吹きながら登場します。

私も、トランペットが吹けるようになりたいと思い、後年入手し練習しました。
(上達はしませんでしたが)

また、キカイダー01と、その前に放送していたキカイダーの愛車だったのが、サイドカー。

当時、自分の乗っていた自転車に、本気で側車を取り付けたいと考えたものでした。

その夢はずっと続いており、いつか本物のサイドカーを所有したいと今でも思っております。

慎んでご冥福をお祈り致します。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2010年6月14日













締切:2010年06月15日22時00分
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