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クリントン国務長官来日、及び日米関係について

【国内主要6紙の本日の社説】

2009年2月18日

(以下、掲載順は日々変更)

【産経新聞】
『中川財務相辞任 首相の統治能力問われる』
『日米首脳会談 同盟深化へ実行力を示せ』
(詳しくはこちらへ)

【東京新聞】
『財務相辞任 政権の惨状に目を覆う』
『日米外交 賢くしなやかな関係に』
(詳しくはこちらへ)

【日経新聞】
『経済危機に政治は何をしているのか』
『複眼で日本を見る米政権』
(詳しくはこちらへ)

【毎日新聞】
『中川氏辞任 やはり麻生政権は末期的だ』
『クリントン長官 日米対話の重層的展開を』
(詳しくはこちらへ)

【読売新聞】
『中川財務相辞任 予算成立へ態勢を立て直せ』
『米国務長官来日 戦略的に政策調整を深めよ』
(詳しくはこちらへ)

【朝日新聞】
『財務相辞任―政権の体を成してない』
『日米関係―首脳会談は組まれたが』
(詳しくはこちらへ)


独断と偏見はご容赦!【最近の社説の、ここに注目】

クリントン国務長官来日、及び日米関係について書かれた社説を見てみる。


産経紙に、
『米側の前向きな態度表明を受けて、今後は日本が各論で同盟国としての期待と責務に十分に応えていけるかが問われる』
『これではオバマ政権も日本を信頼できまい』
と、ある。

中国、韓国、北朝鮮、ロシアなどにはあれほど胸のすく主張を展開する産経が、アメリカに対してだけは、どうしてこうも卑屈になってしまうのだろう。

その点、個人的には朝日紙の、
『米国が日本を重視するということは、(中略)日本に甘く、大切にしてくれるということではない』
『米国の利益や戦略のために、日本を活用していくというドライな側面もある』

或いは、東京紙の、
『クリントン氏は、(中略)オバマ大統領と会談する日程を手土産とした。(中略)朗報だが、たぶんほほ笑みの代償は安くはなかろう』
の一節に、共感する。


こと「対・アメリカ」に関しては、赤旗の主張に胸のすく思いがする。

良し悪し、或いは現実的であるかどうかはともかくとして、他の大手メディアでは、ちょっとここまでは言えないだろう。


ところで以前、クリントン氏がオバマ氏と大統領候補を争っていた時、目に涙をためるシーンがあった。

2度ほどだったろうか。
TVなどにそれが大きく映し出され、実際、投票にも影響したようだ。

涙のシーンは、或いは「戦術」だったのかもしれない。

しかし、それが例えば他者の悲惨な現状などを目の当たりにして流した涙だとかいうのならともかく、自分自身の苦戦を原因とした落涙だったわけである。

人間的な魅力は別として。
もしそれが本物の涙だったとしたら、いささか自分の感情を制御することが苦手な方である可能性もある。

それを、「男女の区別」とは捉えたくない。

交渉・会談などの際、そのあたりのことも頭に入れておく必要があるのかもしれない。


【今日の雑感】

ついこの間まで小泉元首相が独占していたTVの画面を、あっという間に中川財務相がとって替わりました。

あれほど話題を集めた小泉発言が、どこかに飛んでいってしまった感じです。

このタイミングでの中川大臣の失態、そして辞任。

小泉発言の影響をなくさせ、かつ麻生総理を首相の座から引きずり下ろそうとする一派の策略なのでは...!?

...このところ、こうしたことについて、変な妄想ばかり湧いてくる私です。


【本日、あなたが最も共感しなかった社説は?】


2009年2月18日




























締切:2009年02月19日22時00分

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